メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加え、脂質異常、高血糖、高血圧値のうち2つ以上を合わせ持った状態です。
内臓脂肪が増えると、高血圧や高血糖、脂質異常などが引き起こされ、これらを複数合わせ持った状態を放置すると、高血圧症や糖尿病、脂質異常症へと進行し、動脈硬化が加速度的に進みます。さらに、この状態を放置すると、心疾患や脳卒中など命に関わる生活習慣病を引き起こします。
メタボリックシンドロームは、食べ過ぎや運動不足、喫煙など悪い生活習慣の積み重ねによって起こりますが、そのまま不健全な生活習慣を継続していくと、以下の図のように生活習慣病へと繋がっていきます。
メタボリックシンドロームを含む初期の段階では、少しでも早い段階で生活習慣を改善し、生活習慣病への進展を食い止めましょう。
また、糖尿病、脂質異常症、高血圧症など医療機関での治療が必要となった場合は、きちっと医療機関を受診しましょう。適切な治療を行い、心疾患や脳卒中、糖尿病の合併症など、重症化への進展を防いでいくことが非常に大切です。
なお、メタボリックシンドロームも含め、生活習慣病が発症するまでは、特に自覚症状があるものではありません。自身は健康だと思っていても、思わぬ異常が発見されるかも知れません。定期的に
特定健診を受けて、自身の健康状況をチェックしましょう。