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中堅職員へのインタビュー

職員メッセージ動画

 YouTubeで職員メッセージ動画を公開しています。以下のURLをクリックしてぜひご覧ください。
 https://youtu.be/ZdTl0FJOUV4

 

中堅1

これまでの経歴

 平成22年4月~ 西部総合事務所福祉保健局 障がい者支援課 
 平成26年4月~ 東部福祉保健事務所 障がい者支援課
 平成28年4月~ 鳥取市中央保健センター(派遣)
 平成29年4月~ 福祉保健部 健康医療局健康政策課
 令和 2年4月~ 現所属

 

 

現在の業務内容

 地域包括ケアシステムの構築に取り組む市町村への支援業務です。市町村職員等を対象とした研修事業等の企画実施、市町村の実情に応じた個別支援(伴走型支援)、その他市町村支援に必要な関係団体との連携に関する業務を担当しています。

 

仕事のやりがい

 県は市町村より大きな組織で、業務の範囲も県全体なので広く、関係者、関係団体の方々と一緒に仕事する機会も多く、幅広で高度な知識と見識を学べるところが大きなやりがいです。
 今の鳥取県に必要な取組みは何か、その取組みに費用はどれくらいかかるのか、といったことを関係者の皆さんと一緒に真剣に話し合う中で、良い取組みが生まれます。そして実際にそれが予算化されて事業として動き、私が人事異動で担当から外れた後も、大切な事業として中身が進化しながら生き続け、県民の皆さんのより良い暮らしに繋がっているのは、何事にも代えがたい大きな歓びです。

 

 

印象に残った出来事

 最初に着任した西部総合事務所福祉保健局、現在の西部総合事務所米子保健所での4年間の勤務です。
 保健所は感染症、精神保健、難病対策といった専門的な保健サービスの提供など、広域的、専門的技術の拠点として保健活動を展開しているところです。
 そこで私は精神保健の仕事を担当しました。私の業務は心の健康に関する相談先として、ご本人やご家族からの相談を受けたり、市町村の保健師の方と一緒に活動したり、対人業務が多い仕事でした。私は県外出身者ということもあり、初めて鳥取県にきて、初めての保健所勤務ということで、分からないことも多い中、先輩や上司、関係者の方に支えられ、住民の方と直接関わらせていただいたことで、暮らしを支えるために何が必要か、多くの大切なことを学ばせていただきました。

 

 

県職員の魅力

 県内の保健、医療、福祉に関する情報収集や課題を分析する業務を通じて、保健師の専門性と、県という広域的な視点を活かしながら、健康づくりや暮らしやすい地域づくりなどの課題解決に向けた施策に関わることができるところです。

 

これまで県職員を続けてきた思い

 これまで続けてこられたのは良い仕事を与えていただいたこと、壁にぶつかったりもしましたが先輩や上司に支えていただいたことがとても大きいと思います。
 鳥取県では「鳥取県と市町村の保健師現任教育ガイドライン」が定められており、研修体制が充実しています。仕事からの知識や経験だけではなく、入庁時から管理職になるまで、時期や役職に合わせて体系的に研修を受けられることも大きいと思います。

 

中堅2

「保健師」として働くこと

 必要な専門知識は学生時代に一通り学んではいますが、やはり、入庁した頃は分からないことが多く、地域や住民の方に直接関わってみて、学生の時に学んだこととの違いに戸惑うことも少なくありませんでした。その都度、上司や先輩と一緒に振り返りをしてアドバイスをいただき次に活かす、という積み重ねの毎日でした。
 日々の勉強は、資料等から学ぶのと、目で見て感じて聴いて、五感を活用して学び取っていく、という感じです。保健所では事例検討会などもあり、保健師どうし、勉強したり相談しあう機会は多いと思います。あと研修会に参加したり、もちろん専門書も読んだりしています。ある先輩は、保健師は一生勉強だ、と仰っていました。

 

「支援」に向き合う

 必要とする支援は本当に人それぞれです。私たちの考える支援が必ずしも正解とは限りません。やはり基本はご本人、ご家族の希望にそった支援なので、真剣に話を聴かせていただいて、この方に真に必要なことは何だろうかと考え続けていくしかないのですが、私もまだ迷うことが多いです。これからも考え続けていかなければいけないことだと思っています。

 

 

仕事をする上で大事にしていること

 市町村に比べると、県の場合は、特に本庁勤務になると県民の方と接する機会は多くありませんが、市町村の保健師の方との日ごろの関わりの中で情報をキャッチして、何が必要かを考えていきます。自分たちの取組みの先には必ず県民の方がおられるということを意識して仕事をするようにしています。

 

 

人事異動について

 保健師として必要な知識は、学生時代に学び、国家試験もパスするので、入庁時には一定の専門知識をもっています。後はそこに実務で学んだ知識や経験等を肉付けしていきます。
 保健師も異動すると、事務職に比べたら少ないかもしれませんが、新たな業務もあります。基本的には保健師の業務なのでベースは変わらず、それにプラスして新たなことを学ぶという感じです。
 ただ、異動前に経験したことが無駄になるわけではなく、そこで築いた保健師どうしのつながり等が後の仕事に活かされることもあり、全て自分の糧になっていると思います。

 

 

これからの目標

 県民の皆さんが、住み慣れた地域で自分らしく最期まで暮らし続けられる、そういう暮らしを実現できるようにすることがこれからの目標です。少子高齢化、核家族化もあって、一足飛びにはいきませんが、市町村、関係団体の皆さんと協力しながら目標に向かって歩んでいきたいと思います。

 

 

メッセージ

 

 

  

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