産婦人科は、妊娠・出産の時や病気の症状がある人だけが行く所だと思っていませんか?
月経周期のリズムを整える、イベント日に応じて月経をずらしたい、緊急避妊薬を処方してほしいなど、女性の「こころ」と「からだ」の健康を保持増進する目的で、気軽に受診することができます。
「内診があるから気が重い、恥ずかしい」と心配な方も、最初は問診や超音波診断が主になりますし、自分が納得してから内診検査を受けるという選択もあります。
月経のはじまり、そして妊娠、出産、更年期、老年期といったライフステージを通して、日頃の不調から性に関することなどについて、相談しやすいかかりつけの産婦人科を見つけましょう。
また、若い世代でも腫瘍などの疾患が増えています。早期発見・早期治療のため、20歳を過ぎたら2年に一度のがん検診をお勧めします。
女性は、生殖の大きな使命を担っているとはいえ、人生プランを立てるのは自分です。自己決定力と自己表出力を磨き、普段の女性の身体の健康を保つために働いている性ホルモンの働きを知って、上手につき合ってほしいです。
また、性はパートナーと共有する問題、性感染症や予定外の妊娠など相手と向き合い交渉していく力も必要です。人生の選択を迫られるとき自己決断に迷うのは、当たり前です。
そんなときは、助産師にお声かけください。性と生殖の専門家として、病産院、地域活動助産師、行政などに従事しています。