公務員も地域の担い手の一人としての役割を果たすというだけではなく、最近は、多様で柔軟な働き方へのニーズの高まりや人口減少に伴う人材の希少化等を背景に、公務員の「兼業」による公務外での活動が期待されるようになっています。
鳥取県では、「鳥取県職員の人材育成、能力開発に向けた基本方針」において、「求められる職員像」として「協働と連携により、地域の発展に貢献する職員」を掲げ、職員の社会貢献活動(NPO、ボランティア、自治会・町内会、PTA、消防団、自警団などの活動)への参加を強く奨励しています。
また、社会貢献活動に従事することは、住民目線や現場主義を体得し、地域社会でのネットワークづくりに資することから、職員個人の能力向上につながり、業務への還元も期待される有益なものと位置付けています。
県職員は、各職員がそれぞれ地域の一員として多種多様な地域活動に励んでいます。
ここでは、その中でも、毎年、県職員が声を掛け合って実施している活動についてご紹介します。
1 県立図書館、とりぎん文化会館、公文書館周辺の落ち葉拾いボランティア(令和4年度)
近年、秋の落ち葉シーズンに、県立図書館、とりぎん文化会館、公文書館周辺の街路樹からの落ち葉拾いを県職員がボランティアで行っています。
令和4年度は、予定した5回のうち2回は雨で中止となりましたが、3回実施し、総勢124名の職員が参加しました。拾った落ち葉は、3回全体で70kgを超えました。
2 砂丘除草ボランティア(令和3年度) ※令和4年度はコロナの影響で中止
美しい鳥取砂丘の姿を維持し、未来に引き継いでいくために毎年行われている鳥取砂丘の除草活動に、県職員も毎年有志で参加しています。令和3年度は、県職員とその家族を含め総勢24名の参加となりました。
晴天の下、早朝から一生懸命取り組み、草回収用ネットいっぱいに除草しました。
地域に飛び出す公務員を応援する首長連合とは、地域活動や社会貢献活動に参加する公務員を応援することを目的とした団体です。
平成27年度から平成30年度にかけて、当県平井知事が代表を務め、平成30年度には、「望ましい『公務員の福業』ガイドライン(第1版)」を策定し、全国に発信しました。
同ガイドラインでは、営利企業等への従事の許可基準による線引きを示すだけでなく、これらの活動を「福業」と称し、その望ましいかたちについて提案しています。
望ましい「公務員の福業」ガイドライン(第1版)(pdf:102KB)
地域に飛び出す公務員を応援する首長連合ホームページ(外部サイト)
>>> https://tobidasu-rengo.com/wp/