防災・危機管理情報


持続可能な地域へ ~とっとりSDGsの推進~

  SDGs(持続可能な開発目標)先進県として、小さな県だからこそできる取り組みを進めてきた鳥取県。独自の目線で「小さくとも持続可能な地域づくり」に挑戦しています。
  SDGsの目標の一つ「海の豊かさを守ろう」に通じる「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」(日本財団助成)が、5月からスタートしました。海藻が繁茂する藻場(もば)は、海の生き物の産卵や育成における大切な場所。温室効果ガスを吸収する役割も担っていますが、海藻を食い荒らすムラサキウニが温暖化の影響で数年前から増加。藻場が減少する「磯焼け」が問題となっています。
  プロジェクトではムラサキウニを駆除し、その活用を模索します。身入りの悪さが課題となっていたことから、秋冬期に約3千個のウニの畜養試験を計画。風味の豊かさはプロの料理人からの評価も高く、県内の飲食店の協力でウニメニューのフェアを開く予定です。
  青谷高校や泊小学校でウニ学習プログラムが実施され、ムラサキウニを通じて、誰もが海の問題を自分ごととして捉える機会を提供しています。
  持続可能な開発を実現するポテンシャル(可能性)が高い都市・地域として「SDGs未来都市」に選定されている鳥取県。「経済」「社会」「環境」の三本柱で、さらに取り組みを進めます。
海藻がなくなった岩場いっぱいに生息するムラサキウニの写真
海藻がなくなった岩場いっぱいに生息するムラサキウニ(鳥取市青谷町)

鳥取ブルーカーボンプロジェクト詳細は下記URLから
https://tottori-bluecarbon.jp/

SDGsとは

SDGsのロゴ
  Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称。国連加盟193か国が2030年までに達成するために掲げた目標で、15年の国連サミットで採択されました。17の大きな目標と、それらを達成するための169のターゲットで構成されています。

〇身近なSDGsを実践

  SDGsを学び、身の回りで実践に取り組む児童・生徒を「とっとりSDGs子ども伝道師」に任命する制度をスタートしました。
  7月に任命された久松小学校(鳥取市)では、5年ほど前から着なくなった服を回収して世界各地の難民に送る衣料支援に取り組み、今年は約900着が集まりました。6年生の島田和香(のどか)さんは「難民のことを学び、当たり前と思っていた自分たちの生活がそうではないことに気付いた」と話し、衣服や食べ物を大切にする気持ちが高まったといいます。
    7月7日の任命式では、家庭から持ち寄ったペットボトルで作った風鈴を6年生が県庁ロビーの笹につるしてSDGsへの願いを込めました。原修一君は「校内だけでなく、SDGsへの理解を地域に呼びかけて活動の輪を広げたい」と、子ども伝道師としての責務に意欲を燃やしていました。
伝道師として活躍する久松小の児童の写真
伝道師として活躍する久松小の児童

SDGs未来都市選定記念フォーラム

【日時・場所】
12月18日(日)米子コンベンションセンター
【内容】
 ・子どもたちや企業・団体の取り組み発表
 ・「とっとりSDGsビジネスアワード」表彰式

詳しくは下記URLから
https://www.tottori-sdgs.com/season2022/

【問い合わせ先】
県庁新時代・SDGs推進課
電話 0857‐26‐7650 ファクシミリ 0857‐26‐8111
メールアドレス sdgs@pref.tottori.lg.jp
https://www.pref.tottori.lg.jp/286851.htm

【問い合わせ先】
県庁漁業調整課
電話 0857‐26‐7339 ファクシミリ 0857‐26‐8131
メールアドレス gyogyou-chousei@pref.tottori.lg.jp



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