近年、本県の外国人は増加傾向にあり、国籍も多様化しています。そのような中、外国人とのコミュニケーションや外国人への情報伝達手段として、多言語のほか「やさしい日本語」を広く活用することが期待されています。
この度、医療機関での「やさしい日本語」の普及を図るため、研修会を下記のとおり開催しますので、参加者を募集します。
「やさしい日本語」とは?
難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。
外国人だけでなく、子どもや高齢者、障がいのある人など、様々な方にとってわかりやすいコミュニケーション手段の一つです。
例)◇検査
検査前にご本人かどうかの確認をさせてください。お名前と生年月日を教えてください。
→今から、血を取って調べます。調べるために、名前と誕生日を確認します。あなたの
名前と誕生日を教えてください。
◇薬局
ご自宅に飲み残しのお薬はございませんか。→薬は全部飲みましたか?まだありますか?
「医療機関で使える!やさしい日本語研修会」
○やさしい日本語が必要な背景
・鳥取県の在留外国人の現況
・地方ほど英語でのコミュニケーションが難しい
・通訳、機械翻訳を使用する際の医療安全の観点から
○やさしい日本語のポイント
・敬語/漢語/オノマトペ
・話すときのやさしい日本語/書くときのやさしい日本語
・外国語とやさしい日本語
○文例ハンドブックを活用した外国人への対応方法
・文例ハンドブックの見方、使い方、話し方のコツなど
《講師》黒田 友子(くろだ ともこ)氏 (一般社団法人やさしいコミュニケーション協会 代表理事)
略歴:日本語教師/やさしい日本語アドバイザーとして区役所や民間企業、医療機関等で講師
を務め、やさしい日本語の普及・啓発活動を行う。国立国際医療研究センター国際診療
部と医療者向けの「やさしい日本語(医療)サポーター/インストラクター/トレー
ナー養成講座」を開発・開催。外国人患者受入れ医療コーディネーター養成研修で、
やさしい日本語に関する講師を担当。
医療・介護従事者、県・市町村福祉保健分野担当職員、在住外国人支援団体、一般県民の方