これまでの経歴
平成24年4月~ 商工労働部 商工政策室
平成26年4月~ 県土整備部 道路企画課
平成29年4月~ 総務部 財政課
令和 4年4月~ 現所属
現在の業務内容
国と県内市町村の橋渡し役として、市町村財政が円滑に運営できるように、様々な面から助言やサポートする業務を担っています。特に市町村にとって重要な財源である地方交付税の算定業務や、算定に用いられる数値が適正か検査する業務、財政に関する国からの各種照会について、市町村分の回答を確認して集約する業務を担当しています。また、選挙管理委員会事務局も兼務しており、選挙時期には選挙事務も担当します。
仕事のやりがい
自治体行政の最前線で様々な施策に触れられることです。県職員の業務は、道路の整備や企業の誘致、観光地のPRなど多岐に渡りますが、どの仕事も鳥取県をより良くしていく上で必要なものです。現在の仕事は、特に市町村との結びつきが強く、市町村職員の方と協働することで、直接的ではなくとも県民の方の役に立っていると実感します。また様々な業務を経験でき、地元鳥取のために、鳥取のことが大好きな仲間と共に働ける素敵な場所だと思っています。
印象に残っている出来事
新型コロナウイルス感染症の感染拡大期には、通常業務に加えてオール県庁で保健所応援業務に従事し、様々な業務を経験しました。その中でも、自宅で療養されている県民の方の健康観察業務においてリーダーを担当し、様々な部局から派遣され初めて出会う多くの職員の方と協力して取り組みました。不安や体調不良を感じながら療養されている県民の方への健康観察業務を円滑に行うためには事前の段取り、一人一人に寄り添った対応が必要です。各種調整能力、コミュニケーション力、臨機応変に対応できる力は重要だと再認識しました。災害時等有事の際は、全庁で総力を挙げて対応するという意味でも印象に残っています。
大変だったけど、取り組んでよかったこと
財政課時代には毎年担当業務が変わり、特にコロナ禍における度重なる予算編成作業、資金の借入や決算作業、穴があくほど数値をチェックする作業等は正直大変でしたが、県の行財政運営に最前線で携わることができ、県民の方々のために責任ある業務を担当できたと思っています。また、県の業務はすべて「お金」が関係するので、自治体の予算決算、財政の全体像や議会の流れが把握できるようになったことで、今後県のどんな業務に携わっても役に立つ経験ができたと思いますし、出会った多くの「人財」とのつながりは一生ものだと思っています。
県職員の魅力
県職員は地理的にも分野的にも多様性があってスケールが大きく、ゼネラリストにもスペシャリストにもなれることです。普段生活していく上で、ほとんどのことに県が関わっていると感じ、どんな仕事も県民の方の生活の役に立っていると実感できることが魅力です。また、休暇制度等の福利厚生もしっかりしているので安心して働けることも大きな魅力です。
鳥取県は暮らしやすい
自分に子どもができてから実感したのですが、鳥取県は本当に暮らしやすいと感じます。自然豊かで公園など子どもを連れていける場所がたくさんありますし、ファミリー向けのイベントも充実しており、何より優しい人が多いので子育てをするならもってこいの環境だと強く感じています。
これまで県職員を続けてこられた思い
今自分がしている業務が何につながっているのか悩んだこともあります。日の目を見ない地味な修行みたいな仕事もありましたが、県の仕事はどんな形であれ誰かの役に立っているという強い気持ちで取り組んできました。今では担当業務について信頼して任せてもらえるようになったと感じており、責任とやりがいを感じながら業務に励んでいます。また、働き方改革の時代ですし、自分や一緒に働く仲間が公私ともに充実するよう、県民の方の目線を大事にしつつ、業務改善を進めるよう努めています。
これからの目標
今後どういう道を進むかはわかりませんが、様々な知識を吸収し、多くの経験を積んで仲間と共に成長し、仕事で県民の皆様に還元したいと思います。また、どんな業務でも相手の立場に立って真摯かつ柔軟に対応できる、そんな職員になりたいと考えています。プライベートの時間も多く確保できるよう、効率的にメリハリをつけて頑張っていきたいと思います。
県職員を目指す方へのメッセージ
今やりたいことが特に決まっていない方も、漠然と行政の仕事がしたいと考えている方にも、様々な業務を経験でき成長できる県職員はおすすめです。業務は多岐にわたりますが、どの業務も県民の方のより良い暮らしにつながっており、きっとやりがいを感じられると思います。置かれた環境でどう力を発揮し、楽しむかは皆さん次第です。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!