6月4日(日)に山陰海岸ジオハイキングを開催しました。
今回は鳥取県立博物館の清末学芸員を講師に迎え、植物観察をしながら鴨ヶ磯(かもがいそ)~城原(しらわら)海岸を歩くコースです。
清末学芸員に植物やキノコの名前だけでなく見分け方や特徴なども教えていただきました。
白い花をつけた「ハマボッス」、キノコに寄生するキノコ「ヤグラタケ」や本来はブナ帯に多い「ナナカマド」など、たくさんの植物が観察できました。
(1)ハマボッス (2)ヤグラタケ
(3)ナナカマド
また、当日、菜種島(なたねじま)に咲いていた黄色い植物は、その島の名前にある菜の花ではなく、「タイトゴメ(大唐米)」という全く別の種類の花であるということも知りました。
植物の解説に加えて、海と大地の自然館の安藤専門員による浦富海岸の地形・地質や、ロシア軍将校遺体漂着記念碑建立にまつわる解説もありました。
天気も良く波が穏やかだったので、酒宴洞門(さかもりどうもん)をくぐることができました。
今回は浦富海岸の植物を観察するジオハイキングでしたが、10月と11月には湖山池や賀露、鳥取砂丘でのジオハイキングを行います。皆様のご参加お待ちしています!