伸びのびトークin三朝町開催概要

伸びのびトークin三朝町の開催概要

日時

令和5年10月25日(水)午前10時から正午まで

場所

三朝町総合文化ホール(三朝町大瀬999)

出席者

内外精機工業株式会社 代表取締役社長 村津敬介氏、次長 𠮷田秀幸氏

・三朝温泉旅館協同組合 理事長 沖田雅浩氏

・三朝館 総務経理部長 井勢将之氏

・三朝町商工会 会長 福田茂樹氏

・三朝町長、副町長、地域振興監、観光交流課長

・知事、地域社会振興部長、中部総合事務所長

意見交換テーマ

人口減少による雇用・人材の確保について

〔主な意見等〕

求人を出しても応募が少なく、入社しても長続きせずに辞めてしまい、人員不足の状態が続いていた。従業員に長く勤めてもらうため、完全週休二日制の導入、基本給・手当の見直し、特別休暇など色々、制度の改正を実施したところ、辞める従業員が減少し若手が増えた。

・新入社員や外国人スタッフにもわかりやすい動画の研修マニュアルを従業員自ら制作。新入社員の半分以上が宿泊業未経験のため、長く勤めてもらえるように研修内容を充実させ、全社員でフォローしている。

・館内リニューアルに伴い、食事会場をイステーブル席にしたことで、従業員が立ったり座ったりする動作がなくなり、膝や腰の負担が軽減されて作業効率も上がった。客室のリニューアルはお客様の満足度の向上だけでなく、新しい部屋を担当するスタッフのモチベーションアップにも繋がった。

・人材の確保は、職場環境をどのようにつくるか。ただ単に売上を追求するのではなく、従業員をいかに大事にして育てていくかが一番のポイント。

・調理人の確保が一番の課題。続けられなくなる旅館も出てくるのではないか。地域でレストラン的なものを作り、そこでお客様に食事をしてもらうような仕組を考えないといけない。町や県と相談しながら考えていきたい。

 〔知事発言〕

・内外精機工業は若い職人さんが最新鋭の機器で正確な作業をされており、やはり技術力が大切だと感じた。県もICTを取り入れた付加価値の高い製造業を育成していこうとしている。そのためにはリスキリングも含めた人材育成という意味で、非常にモデル的なケースと言える。

・三朝館は人を育てるという意味で、動画マニュアルを制作されていたが、礼儀作法や食事の提供等マニュアル化できるもので、サービス業に共通するコンテンツを作っても良いかもしれない。人材育成の仕組みについて検討してみたい。

・両社とも人材育成に向けて積極的に給与や特別休暇等の処遇面での改善を行っており、全産業の問題として色々な関係団体と協議して浸透を図り、「新しい資本主義」が円滑に進むよう促進していきたい。

・調理人の確保について、県内の調理職養成課程である程度は賄うものかもしれないが、県も「食パラダイス」として、お客様がわざわざ食べに来てくれるような魅力づくりをやるべき。調理人の皆さんがブラッシュアップして、お客様に感動を与えるような食事の提供が宿や観光地、町の魅力になると思うので、応援の仕組みを作っていきたい。町や皆さんの考えで、例えば食泊分離で中核レストランを作ろうというのは県としても応援できるのではないか。

意見交換の様子

意見交換の様子 参加者の集合写真

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 地域社会振興部 県民課
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