平成9年(1997)8月26日、米子市大谷町で採集
歌詞
咲いた桜に なぜ駒つなぐ ドンドン
駒がいさめば 花も散る
ヤレ 花が散る
咲いた桜に 花が散る
来たか来たかと 川下見れば ヨイヨイ
川原ススキの影ばかり
ヤレ 影ばかり
川原ススキの 影ばかり
(伝承者:大正11年生)
解説
田植え歌として教えていただいたものである。このときは『米子市史』作成のため、筆者も調査員の一人として、米子市内を回っており、そこで聞かせていただいたものである。早いものでもう四半世紀前のできごとになってしまった。この調査時に収録した内訳を見ると以下のとおりである。
田植え歌と地締め歌がそれぞれ8曲、盆踊り歌が7曲、長持ち歌が5曲、唐臼挽き歌が4曲、地搗き歌と子守歌がそれぞれ3曲、新築祝い曲2曲、1曲が大黒舞の曲、タタラ歌、苗取り歌、味噌搗き歌、相撲甚句となっている。