日時
令和6年1月27日(土)午後3時30分から4時30分まで
場所
湯梨浜町中央公民館泊分館(湯梨浜町泊1204-1)
出席者
・特定非営利活動法人とまり 理事長 手石幸洋 氏
・鬼嫁プロジェクト 代表 三津国美枝子 氏
・原自治区有志の会 会長 長保博 氏
・門田集落営農組合 運営委員(若手リーダー) 前田佳寛 氏
・湯梨浜町長、副町長、まちづくり企画課長、産業振興課長
・知事、地域社会振興部長、中部総合事務所長
意見交換テーマ
住民主体のサスティナブルな地域づくりの挑戦 ~持続可能な地域づくりと地域活性化のために~
〔主な意見等〕
・令和3年にNPO法人を立ち上げ地域食堂「とまり食堂」を運営し、毎回40~50名の方に利用していただいている。現在、企業の協力や町からの補助金を受けているが、町の補助金が終了した場合は、県の助成を受けたい。
・自分たちの活動は多世代交流、地域間交流と多岐に波及している。鬼嫁プロジェクトは特異なビジュアルとワードでメディアに取り上げられることも多く、県内外で県や町のことを発信している。地域から必要とされる活動を目指して、これからも臨んでいきたい。
・原地区は高齢者にとって公共交通の便が悪い地域であるため、「原自治区有志の会」を立ち上げ共助交通を開始した。共助交通の利用料は、燃料代見合いの額であり非常に安価で利用者から喜ばれている。現在、4名の運転手のうち2名は後期高齢者であり、他に後継者がいないと継続が難しい。
・若い人を農業に加えていくためには、若者の農業に対する「悪いイメージ」を払拭することが大事だと思っている。そのため、若者を集めて農業の売上げの話やトラクターや田植えの講習会を開催して農業の良さを伝えているが、規模が大きくないと儲からないし、米だけでは経営的に厳しい。
〔知事発言〕
・県全体でもこども食堂が増えてきていて今は80箇所を超えた。県も様々な支援事業を考えたり、食材のネットワークの構築と展開を生協やスーパーと一緒にやっているので、こうした中で活動の展開を図っていただけるとありがたい。
・鬼嫁プロジェクトは露出が上手でメディアも扱っていたこともあって一つのモデルになっている。普通の婦人会等ではないような訴求力があり大きな力を発揮していただけており、これからも一緒に頑張りたいと思う。
・原地区は共助交通がないと困る方もあるので、担い手を作っていかないといけない。まずは、スタートしていただけたので湯梨浜町で広げていただけるとありがたいし、一つのモデルにもなる。県では、新年度に向けて地域に合ったパターンの鳥取県型のコミュニティドライブシェアを応援していくようにしている。ぜひ一つのモデルケースとして県内で横展開させていただければと思う。
・農業はただ単に作っているだけじゃなくて、人生かけて色々楽しんでやろうということが必要なのではと感じた。ぜひそうした意味で集落営農を応援させていただければと思う。地域でできたものを地域の皆さんで食べるという展開は、子ども達も分かりやすい。我々も応援を色々考えてみたいと思うので教えていただければありたい。
意見交換の様子