防災・危機管理情報

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4 将来ビジョンを実現するための手法  (5)各主体の役割と連携
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  地域づくりを進める主役は、県民、NPO、住民団体、地域活動を行う者・団体等です。県・市町村は、その活動を応援するために、様々な支援やその基礎となる環境づくり・基盤づくりを行います。
  

[例示]

  • 企業が行う経済活動について、県・市町村が様々な相談等に対応したり、協働して事業に取り組んだりするほか、制度金融、助成等により財政支援するなど支援等を行います。
  • 県民が行う芸術・文化活動について、県・市町村が様々な相談等に対応したり、協働して事業に取り組んだりするほか、助成等により財政支援するなど支援等を行います。
  • 県民、NPO、住民団体等が地域にあったスタイルで行う、公園、河川敷等の公共空間を利活用した地域づくり・にぎわい創出活動について、県・市町村は、地域住民、NPO等の活動が円滑に行われるよう、個別事案ごとに支援等を行います。
  • 県民、NPO、住民団体等が行う活動について、県外・国外に打って出る局面において、県・市町村が必要な調整等を行い、各活動主体が一体となって、効果的な手法により、協働・連携して打って出ます。
  • 県民、NPO、住民団体等が行う活動に対する支援について、従来の一律の形式主義的な助成制度等では対応できていないもの・対応できないものについては、活動の内容・活動主体のニーズに即した助成などの支援を行います。 
  

 市町村は住民の日常生活に直結し、地域社会の運営について一義的な責任を持つ行政主体であることから、住民に最も身近な総合的な行政主体としての取組を行います。また、県は、より広域的な対応が求められる課題、市町村間の調整を要する課題等に重点化した取組を進めます。

 地域づくりを進めるためには、これら県と市町村の取組を連携・協力させていくことが欠かせませんので、それぞれの取組がうまくかみ合い、相乗効果を上げて機能するよう、連携・協力を進めます。

 県民、NPO、住民団体、地域活動を行う者・団体等による地域づくりを始めとする様々な活動が円滑に進むよう、県は、それぞれの役割分担を踏まえ、市町村と連携・協力して、地域の課題を地域で解決する体制の構築に向けた取組を進めます。市町村が行う県民、NPO、住民団体等の活動に対する支援や、活動のための環境づくり・基盤づくりについては、県は、市町村の活動を尊重し、市町村と連携・協力しながら、更にその活動が円滑に進むよう効果的な支援等を行います。

 従来行政が専ら担うべきとされてきた分野であっても、県民、NPO、住民団体等が関わる取組が今後多くなってくるものと考えられます。
  

[例示]

  • 福祉分野において、地域のネットワークづくりを社会福祉協議会等が中心となって進めます。
  • 教育分野における学校と地域との連携(例えば、学校運営への地域の参加等)について、県民、NPO、住民団体等が主体となって取組を進めます。
  
 県が行っている業務の民営化・民間委託については、県が主体となって業務を進めていくべきかどうかの視点を持ち、民間が行った方が良い事務については民営化を進めるほか、地域の雇用拡大につながる県業務のアウトソーシング(外部委託)の手法等を幅広に導入します。

 県と市町村の双方で行っている業務については、県と市町村が互いに人材、機材等を出し合い連携して効率的に業務を共同処理するなど、県と市町村の枠を超えた新しい行政スタイルを展開します。

 また、市町村固有の事務については、個々の市町村で行うより、複数の市町村で共同で取り組んだ方が効率的・効果的である事務等を市町村間で共同処理等を行う取組を進めます。

  
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