鳥取県教育委員会 委員長 笠見 幸子
『健全なる精神は、健全なる身体に宿る』
これは、学生時代に、今は亡き山西長太郎先生の講義で何回となく聞いたローマの詩人ユべナリスの言葉です。 あれ以来、この言葉の意味を常に実感しながら生活してきました。この言葉の意味は、健康な精神を得るためには健康な身体がなければならないし、健康な身体のためには健康な精神が必要であるということです。
年齢とともに体調の衰えを感じるようになってからは、健康な身体を保持するために体にいいことを何かやらねばならないと痛感するようになったのですが、時間的に余裕がなくて（これは言い訳なのかもしれません）思うようにできないでいました。
今年、私は、私の住む集落の保健委員に選任され、自分だけでなく集落の皆さんの健康づくりに何か取り組めたらと考えました。そこで４月から始めたのが毎週月・水・金の夜の集落内のウオーキングと毎週土曜日の夜、集落内の公民館でのヨガ教室です。
大雨の日以外は汗を流しながらウオーキングを続け、ヨガ教室では講師先生の指導で心身のリフレッシュを図っています。
最近あちこちで高齢者も含めスポーツ教室や体力づくりが盛んになってきていて、いいことだと思います。願うのは、未来を担う子供たちに、どの子ももっと戸外で運動に親しんでほしい、それぞれ自分に合った健康づくりを子供も大人も一緒になって身近なところで継続してやっていただきたいということです。