今朝の鳥取砂丘は霧雨が降り朝靄がかっていました。
今朝の鳥取砂丘
しばらく歩くとクッキリとした美しい風紋を見ることが出来ました。
霧雨のせいでしょうか、クッキリと風紋が見えます。足跡をつけるのを躊躇うほどの光景でした。
海岸部の斜面上部にて撮影 なんだか面白い形になっています。
日々様々な表情を見せる鳥取砂丘をお楽しみ下さい。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/29
鳥取砂丘内で、カリフラワーに似た花を咲かせている植物を見つけました。
この植物は砂丘植物の一つで、
ハマボウフウといいます。
昔は、ハマオオネと呼ばれていたそうです。
セリ科の多年草で、かつては海岸の砂地に多く自生していましたが乱獲が進み昭和30年頃には
絶滅寸前となりました。というのも、葉は食用、根は生薬として利用されるからです。
鳥取砂丘内でなかなか見つけることが出来ません。
個数が少ない希少な植物ですので、採取しないで下さい。
ハマボウフウ(2009年5月29日撮影)
鳥取県北条町で人工栽培をして出荷・販売しているみたいです。
そちらを食してみてはいかがでしょうか。という、私も食べたことがありません。
(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/29
今日は25度くらいの気温で過ごしやすい一日ですが、最近真夏日並みの暑さになる日もありました。
そのせいでしょうか。早くもセミの鳴き声が松林から聞こえてきました。
セミも勘違いするくらいの気温なのでしょうか・・・。
さすがに夕方になると涼しくなります。
その時間帯に馬の背を眺めると夕日が沈んでいく様子を見ることができます。
漁火もいくつか確認できました。
多くのカメラマンの方がいらっしゃいました。
美しい夕日もお楽しみ下さい。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/05/27
今日、ハマウツボの開花を初めて目にしました。
ハマウツボは、ハマウツボ科の一年生の砂丘植物です。
カワラヨモギの根に寄生して、15cmくらいの大きさで直立して
紫色の花をつけます。
砂丘中心部・内陸部では見たことがありません。海岸のカワラヨモギ群落の中で発見しました。
なかなか見ることができない砂丘植物の一つだと思います。(松尾レンジャー)
ハマウツボの群落(2009年5月26日撮影)
ハマウツボの開花(2009年5月26日撮影)
カワラヨモギに寄生する完全寄生植物です。
内陸部のカワラヨモギ群落(2009年5月26日撮影)
なぜかハマウツボは寄生していません。
カワラヨモギも砂丘植物の一つです。キク科で直径1mにも達する株になります。
砂丘事務所 2009/05/26
鳥取砂丘から車で40分ほどの距離にある岩美町唐川のカキツバタ群落。
先日、鳥取砂丘に来られた観光客の方から「カキツバタの花が見たい!!」との声があり、この唐川をご紹介しました。が、みなさんにご紹介する前に自分の目で確かめてから…と思い、カメラ片手に行ってきました。
5月23日の様子です。
0.6haにも広がる湿原一面に、鮮やかな紫色のカキツバタが広がっていました。
駐車場から細い山道を歩くこと10分、少し疲れたな…と感じたころに目の前に広がったこの風景。
元気をもらいました。
国の天然記念物にも指定されている、この唐川のカキツバタ群落。
6月初旬まで見頃が続くようです。
みなさんも、ぜひどうぞ。 (笠見)
砂丘事務所 2009/05/25