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「古代の因幡-古代山陰道がつなぐ因幡の古代社会-」を開催

 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため順延していた、企画展「古代の因幡」をr令和2年6月1日(月)から開催します。本企画展では、重要な発見が相次ぐ古代山陰道の最新の調査成果とともに、古代山陰道がつなぐ因幡国府古代山陰道から展開する遺跡から見えてきた、因幡の古代社会について展示パネルと出土品で紹介します。

 

開催期間 令和2年6月1日(月)~7月10日(金)

     ※期間中の6月6日(土)、7日(日)、20日(土)は午後1時から

      5時まで特別開館します。

会場 鳥取県埋蔵文化財センター1階展示室

 

構成概要 

  1 因幡国全体図

  2 古代山陰道

  3 政治と仏教

  4 地域開発

 

主な展示品

  1 青谷横木遺跡出土墨書土器・木簡・木製品・木製祭祀具

  2 良田平田遺跡墨書土器・硯

  3 大桷遺跡出土墨書土器・木製祭祀具

  4 高住宮ノ谷遺跡の漆容器、鞴羽口

  5 会下郡家遺跡出土鉄鏃・鍛冶関連遺物 など

これら展示品について、代表的なものを全5回に分けてご紹介していきます。今回は上記1の青谷横木遺跡から出土した墨書土器と木簡です。

  養郷新林遺跡の古代山陰道(鳥取市青谷町)

青谷横木遺跡出土墨書土器

須恵器杯の底に「印益人」(正倉の鍵を管理する人)と記されています。

租を収納した正倉(米倉)は郡衙(郡役所)で最も重要な施設の一つであり、正倉には鍵がかけられ、厳重に管理されていました。

青谷横木遺跡出土帳簿木簡

古代山陰道の建設とともに、条里地割(耕地区画)も一体で整備されたことが判明しています。この木簡は桶の底板を転用したもので、田植えを行った人員について記されています。

 

関連講座

第1回鳥取まいぶん講座「古代の因幡~官衙・古代山陰道~」

 日 時:令和2年6月20日(土)午後1時30分~午後2時30分

 会 場:鳥取県埋蔵文化財センター2階研修室

 

 


イベント等の申込

令和6年度鳥取まいぶん講座申込(4月18日(木)~募集開始)


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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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