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速報展「青谷古代山陰道と鹿野戦国クシナ城」開催します!  & 企画展「東伯耆の中世城館」会期延長します

 令和3年3月2日(火)~5月9日(日)の期間、速報展示「青谷古代山陰道と鹿野戦国クシナ城」を県立博物館と埋蔵文化財センターの2か所で同時開催します。

 県立博物館、埋蔵文化財センターの両展示をご覧いただいて完結する展示です。

 どうぞ、両展示を合わせてご覧ください。

 

 また、開催中の企画展「東伯耆の中世城館」は、2月21日に開催したミニシンポに関連することから展示期間を一定期間とれるよう、会期を4月2日(金)まで延長することといたしました。

 速報展、企画展の両方同時ご覧いただける機会です。是非ともご来場ください!!

 

【速報展】

〇速報展示「青谷古代山陰道と鹿野戦国クシナ城」

  会場: 県立博物館 歴史の窓

  会期: 令和3年3月2日(火)~5月9日(日)

  入場: 常設展の入館料が必要となります

 

〇速報展示「青谷古代山陰道と鹿野戦国クシナ城 inまいぶん」

  会場: 埋蔵文化財センター 展示室

  会期: 令和3年3月2日(火)~5月9日(日)

  入場: 無料

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   チラシリンク (pdf:963KB)

[令和3年2月28日掲載]


「クシナ城跡」ジオラマ・木簡レプリカ作成中です!

 県内初の大型礎石建物跡(御殿的建物跡)が見つかった「クシナ城跡」の大迫力ジオラマ、県内最古の飛鳥時代の木簡等のレプリカを現在作成中です!

 ジオラマでは、森林のため現地では見ることのできない「クシナ城跡」の本来の姿をご覧いただけます。また、レプリカでは、墨が薄くなって見えずらくなっている文字も視認できるものになります。

 両方とも令和3年3月2日(火)からの埋蔵文化財センター企画展示でお披露目しますので、ご期待ください。

【作成中の「クシナ城跡」ジオラマ】

クシナ城跡ジオラマ

【作成中の木簡レプリカ】

[令和3年2月24日掲載]


企画展「東伯耆の中世城館」開催しています!!

 令和3年2月5日から企画展「東伯耆の中世城館」開催しています。今回の展示は、昨年度に行った西因幡に続き、織田方と毛利方という巨大勢力が争った天正8・9年頃の東伯耆の城館を紹介します。

 この時期の東伯耆は、天正7年に織田方に転じ、秀吉軍が支援する南条軍(南条元続、小鴨元清兄弟)に対して、毛利方で山陰方面を担う吉川軍と、地元国衆の山田出雲守ら毛利方が正面からぶつかり、大変な緊張状態にありました。このため、多くの城が造られ、縄張にも技巧的な城がみられます。今回の展示は、次の二つの視点によって注目すべき東伯耆の山城を紹介しています。

 一つは東伯耆の城館に備えられた特徴的な防御施設、「畝状竪堀(うねじょうたてぼり)」です。これは城館を巡る斜面の一部に畑の畝のように竪堀を連続させたもので、この構造をもつ城は、東伯耆の中でも一部の城館(田内城、妙見山城、蛇山城など)に限られています。こうした城館は文献史料に記された織田方、毛利方の戦いの場に近接しており、隣県の「畝状竪堀」を備えた城館の様子から、毛利方との関係が深いものと考えています。

 二つ目は文献史料から存在をうかがわせる記録は少ないものの、地勢的に要地にあり、城館規模や構造の面で優れた「謎の城」(四十二丸城、大谷城など)です。織田、毛利いずれの勢力によるものかを検討することによって、どの時点で、東伯耆のどの範囲までが毛利方だったのか、織田方だったのか、を知るきっかけとなります。

 二つの視点はまだ検討中ですが、こうしたお城が地域に残されていることを知っていただきたいと考えています。是非ご来場ください!!

【開催期間】

 企画展「東伯耆の中世城館」

  令和3年2月5日(金)~2月26日(金)

  ※特別開館日: 2月 6日(土)午後1時~午後5時

          2月20日(土)午前9時~正午、午後4時~午後6時

          2月21日(日)午前9時~午前10時、午後4時~午後6時

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展示の様子


企画展「東伯耆の中世城館」の会期変更のお知らせ

 現在開催中の企画展「因幡の中世城館 鹿野戦国クシナ城」は、令和3年1月22日(金)までとなっていますので、まだ御覧になっていない方はお越しください。

 ところで、この次に予定していた企画展「東伯耆の中世城館」ですが、都合により令和3年2月5日(金)から展示開始とします。楽しみにしていた方には申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。展示の内容については、改めてお知らせします。

 なお、「鹿野戦国クシナ城」の展示パネルは、令和3年1月29日(金)から鳥取県東部庁舎1階ロビーに展示しますので、お近くに来られた際はどうぞ御覧ください。


企画展「因幡の中世城館 鹿野戦国クシナ城」始まりました!

 先日にも御案内しました、企画展「因幡の中世城館 ~鹿野戦国クシナ城~」が始まりました!今回は、因幡の中世城館の中で、当センターが発掘調査を行った狗尸那(クシナ)城跡の特集展示です。
今回の発掘調査では、御存じのとおり、新聞報道やテレビニュースなどで報道された大型礎石建物跡(御殿的建物)が見つかりました。さらに、発掘調査に伴い、詳細な測量や縄張り図の修正なども行ったため、狗尸城の詳細が見えてきました。
今回の展示では、狗尸那城の新たな縄張り図と、防御施設や構造がよく分かる写真から、狗尸那城の実態に迫ります。現地に行ったことがない人はもちろん、実際に城跡を御覧になった方でも、高い切岸や大規模な横堀といった狗尸那城の迫力を、改めて感じていただけると思います。
 さらに、狗尸那城跡の全景や各曲輪、横堀などをドローンで撮影した動画も上映しています。
 展示をぜひ御覧いただき、遠き戦国の世に思いを馳せていただければ幸いです。

企画展「因幡の中世城館 鹿野戦国クシナ城」
会期:令和2年12月18日(金)~令和3年1月22日(金)
開館時間:平日、午前9時~午後5時
     12月26日(土)、27日(日)は午前9時~午後5時、
     12月19日、1月16日(土)は、午後1時~午後5時、特別開館

 令和3年1月28日(木)からは「東伯耆の中世城館」を予定しております。どうぞお楽しみに。

 

展示状況

展示風景

ドローン上映

ドローンによる動画

 

企画展「因幡の中世城館」が始まります!

 企画展「因幡の中世城館 ~鹿野戦国クシナ城~」を令和2年12月18日(金)より開催します。

 今回の企画展は、因幡の中世城館の中で当センターが発掘調査を行った狗尸那城(くしな)跡の特集展示です。

 狗尸那城跡と言えば、テレビニュースや番組、新聞などで取り上げられた県内初の御殿的建物(大型礎石建物)が有名で、多くの城館ファンの関心を集めています。

 しかし、狗尸那城跡の魅力はそれだけにとどまりません。いつ造られた城なのか? 城の各所に造られた防御施設はどのように機能したのか? などの疑問を多くの皆様がお持ちであり、これが狗尸那城跡の歴史ロマンをかき立てているものと思います。

 今回の企画展では、狗尸那城がいつ頃機能し、どのように現在の縄張の姿になったのか、また、各防御施設の機能はどのようなものかを現段階で分かっている最新情報を展示します。

 例えば、高さ10mを超える切岸、大規模な竪堀と横堀、各所に置かれている「つぶて石」などなど、この他にも多くの防御機能を駆使した狗尸那城は、攻める側からすれば侮れない城です。

 これに加えて今回企画展では、狗尸那城跡の御殿的建物跡や曲輪、横堀などのドローン動画も同時展示します。

 今年度末には狗尸那城の発掘調査概報を刊行予定ですが、それより先に最新情報を得るにはこの企画展示をご覧ください。

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狗尸那城跡平面図:竪堀などの防護施設が随所にあることが分かります。

 

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平面図9線の断面図:緩斜面(左側)に堀などの防御施設が配置されています。


企画展示の日程が変更になりました。

西伯耆の中世城館 会期:令和2年10月3日(土)~12月11日(金)

因幡の中世城館  会期:令和2年12月18日(金)~令和3年1月22日(金)

東伯耆の中世城館 会期:令和3年1月29日(金)~2月26日(金)

上記のとおり変更となりましたので、よろしくお願いします。

 チラシ  

企画展「西伯耆の中世城館展」の会期延長のお知らせ

 現在、開催中の企画展「西伯耆の中世城館」は、県東部エリアの皆様が普段見ることがなかなかできない、県西部の中世城館の出土品を展示しておりますが、当方の周知が十分でなく「知らなかった」というご投稿もいただいておりました。

 このため、より多くの皆様に御覧いただきたく、この度、「西伯耆の中世城館」の会期を延長させていただくことにしました。期間中は、令和2年11月3日(火・文化の日)、11月7日(土)、21日(土)の午後は特別開館します。

 この機会に是非、企画展「西伯耆の中世城館」をご覧下さい。

 

【延長後の企画展会期】

  現在~令和2年11月30日(予定)まで

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県西部の中世城館の出土品

[令和2年10月掲載]


企画展「西伯耆の中世城館展」展示期間あとわずかです

 県内では戦国時代の発掘調査事例は多くありません。また、全国的にみても16世紀後半の山城の発掘調査をしても出土品はあまり出ません。
 今回の企画展で展示している手間要害(てまようがい)からは多くの白磁、青磁、染付等、当時としては高級な焼き物が出土しています。この出土品は、毛利氏の西伯耆支配において、河岡城や尾高城の後詰めの城として手間要害が拠点的な居城であったことを裏付ける貴重な資料でもあります。
 この度の企画展には尾高城と手間要害の両方を展示しています。
 この企画展示期間も残り1週間、特に東部の方にはめったに見ることができないもので、この機会を逃すと次はいつご覧いただけるかわかりません。是非ご覧ください。

 

染付

手間要害出土の染付

 

企画展「西伯耆の中世城館」展示始まりました!

 企画展「西伯耆の中世城館」の展示が始まりました。

 今回は、出雲の尼子氏や安芸の毛利氏が勢力を伸張させ、両者の争いの中で重要となっていた西伯耆の主要な城跡のうち、発掘調査が行われた城跡の出土資料を展示しています。

 今回取り上げたのは、尾高城(米子市)、石井要害(同)、手間要害(南部町)、江美城(江府町)で、中国製の青磁・白磁や国内産陶磁器、素焼きの小皿や茶臼、瓦などを展示しています。出土した中国製の陶磁器は、そうした舶来の器物を入手できた財力を、また、茶臼や天目茶碗は、争いの中にあっても茶を嗜む余裕があったことを示しており、戦国時代の争いの中における武将たちの生活の一端を示しているようです。

 展示は令和2年10月30日(金)までで、平日のみの開館ですが(開館時間:午前9時~午後5時)、11月3日(土)と11月17日(土)は、午後1時~午後5時の間、特別開館しています。

 今後は、令和2年11月に「東伯耆の中世城館」、12月に「因幡の中世城館」を予定しているほか、「鳥取まいぶん講座」も11月、12月に城館シリーズを予定しております。どうぞお楽しみに。

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展示風景

[令和2年10月3日掲載]

イベント等の申込

令和6年度鳥取まいぶん講座申込(4月18日(木)~募集開始)


刊行物の御購入


センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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