サギ達の繁殖の季節が来ました。この季節にみられる雄の飾り羽が、フワフワと風に揺れてとても美しいです。
さて今回は、山で見つけたダニを紹介します!
4月25日、毛無山に自生しているカタクリの花が群生している場所に、ロープ張りに行ってきました。
花を写真に収めようと、人が登山道から外れることで踏み荒らしが発生しています。それを防ぐためのものです。
カタクリは大山隠岐国立公園内(毛無山含)では保護対象の指定植物です。
開花までに5年以上かかり、やっとの思いで花を咲かせたのに、人が踏んでしまったら可愛そうですよね。
作業を終えて登山道を下っていると、赤いものがモゾモゾしています。なんだろう?とよく観るとダニでした。
イチゴの形をした赤いダニ。調べてみたのですが、名前を特定することができませんでした。
おそらくナミケダニ科のダニの仲間ではないかと思われます。全国の山林に生息しているようです。
街では「タカラダニ」という赤いダニがいるようですが、どちらにしろ人に危害を加えるようなことはないとのこと。
多くのダニが人に危害を加えませんが、中にはマダニのようなものもいますので、山での服装は長袖長ズボンが基本です。
山にはいろんな生き物が住んでいます。自分の身は自分で守って、楽しい登山にしましょう!
日野振興センター 2016/05/16