先日、日野振興センターでツバメが巣作りをし始めたと紹介しましたが、残念ながら壊されてしまいました。おそらくカラスの仕業でしょうが、責めることはできません…。自然の世界は厳しく、みんな生きるために必死です。
さて今回は、泡で作る快適空間で生活している虫を紹介します!
猟師さんが規則を守って猟をしているかパトロールしていると、草むらで泡の塊をみつけました。
南フランスでは「カッコウの唾」と呼ばれているみたいです。確かにそう見えなくもない…。
この泡の主は、アワフキムシ(総称)といい、幼虫時代を自ら作る泡の中で大きくなるようです。
植物の汁を吸い、養分以外の水分をおしっことして外に出します。(糞は泡の外に出すようです)
水分は身体の中を通る時に有機物が混じります。有機物は石けんのようなものので、出る時に泡になるのだとか。
この泡にはタンパク質の繊維が含まれているようで、多少の雨風で壊れることもなく日照りにも強いすぐれもの!アリなどの虫が泡の中に入ると窒息するので、敵からも身を守ってくれます。
これだけすごい泡なら、人間の生活にも利用できそうですよね~。
日野振興センター 2016/05/31