2017年06月02日
今シーズンのイワガキ漁が5月31日に解禁され、賀露地方卸売市場では、本日初競りが行われました。また、小型底びき網漁も解禁し、これらを目当てに市場調査を行いました。最初に目に飛び込んで来たのは木箱にそびえ立つイワガキです。マスコミ報道関係者もたくさん取材で訪れていました。 鳥取県内で漁獲されたイワガキは「夏輝」(なつき)と呼び、ブランド品として販売されています。また、県内の天然イワガキは、殻高13cm以上は「夏輝」ブランドラベルが付けられPRされています。
さらに市場を見てまわると、福部で活躍されている海女さん(潜水漁業を営む女性漁師)がイワガキを出荷されていました。福部の海の幸を紹介する冊子や独自に作成されたPRラベルが付けられており、福部やイワガキに対する愛情が感じられました。 海女さんにお話を伺うと、イワガキを漁獲した後、皆様の食卓に美しく届けられるように、イワガキの殻をきれいに磨いており、とても大変な作業とのことです。海に潜ってイワガキを獲るだけでも大変なのに、その後、磨く作業までされており、頭が下がる思いがしました。きっと多くの皆様の食卓を賑わしてくれると感じました。
そのほか、スルメイカ、シロイカ(ケンサキイカ)、アゴ類(トビウオ類)、カマス、スズキ、イサキ、マアジ、キジハタ、ヒラメ、バイ、サザエ、アワビなどが水揚げされていました。 そして、前日の夜は、雷雨のため、小型底びき網漁は残念ながら出漁しておらず、お目当ての小底の水揚げはありませんでした。次回の市場調査に期待して、賀露市場を後にしました。なお、当センターホームページでは、先に行われた小型底びき網漁漁期前試験操業結果を公表していますので、是非、ご覧ください。
続いて、夏泊で定置網の市場調査をさせていただきました。5月の調査の時より、サワラが多く水揚げされていました。そのほか、マアジ、アゴ類、スズキ、シロイカなどが水揚げされていました。
夏泊では、朝10時から朝市が行われています。新鮮であり、値段もとてもお手頃で、連日大賑わいのようです。是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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