今年の4月に、生徒同士のコミュニケーションの場として、写真の左側にある仮設棟に「コミュニケーションルーム」が整備されました。
しかし、そこに行くには廊下がなく、下足に履き替えて行かなければなりません。雨の日には水たまりができて足元が悪い状況でした。
利用する生徒からは「下足に履き替えずに、雨の日でも安心して行き来できる渡り廊下がほしい!」という意見が寄せられました。
そこで、土木システム科と木造建築科のコラボ企画が始動!!
その名は、
『コミュニケーションへの架け橋プロジェクト』!
善は急げということで、さっそく製作に取り掛かりました。
最初に土木システム科の生徒が渡り廊下の基礎部分を製作していきます。
アスファルトもデコボコで困ったなぁ~
そこで、土木さんの得意な土地測量の開始です!
ちゃんとレベル(水平)がとれたかな!?
写真には写っていませんが、専門の測量機器を使って作業しました。
ブロックやモルタルを利用して、渡り廊下の基礎部分が完成しました。
基礎が出来上がった後は、いよいよ木造建築科の出番です!
木造建築科で前もって製作された図面をもとに作業開始!
渡り廊下の土台部分を加工しています。
製作した基礎部分に、この土台を据え付けていきます。
土台を固定するアンカーボルトの穴をあけています。
基礎部分のアンカーボルトを土台に通し、ナットで固定していきます。
土台敷きが完了しました。
地面に近接する土台には前もって防腐塗料を塗っておきます。
防腐塗料を塗ることで、雨による木材の腐食を防ぐことができます。
こだわり派揃いの倉吉校職員有志も作業を手伝ってくれました。
次に床板を張るための下地となる根太(ねだ)を取り付けていきます。
最後に床板を打ち付けていきます。
だいぶ渡り廊下らしくなってきましたね!
仕上げに、渡り廊下全体に防腐塗料を塗り込んでいきます。
渡り廊下の完成です!!
なんということでしょう!
4月には下足を履いて行き来していた仮設棟に、立派な渡り廊下が出来上がりました!
これでもう雨の日も、水たまりで靴が濡れることもありませんね。
これで「コミュニケーションへの架け橋プロジェクト」は完了です!
製作に協力していただいた、土木システム科、木造建築科の生徒の皆さん、ありがとうございました。