防災・危機管理情報


2018年5月2日

作物コース実習風景(4月下旬)

1.治井出(じいで)作業
 水田には水を引くために必ず水路が整備されています。田植えの前に水路を利用する農家全員で水路の掃除をします。この作業を農業大学校周辺では治井出作業と呼んでいます。4月22日(日)と29日(日)に農業大学校が利用する水田の水路で治井出作業が行われ、作物コースの学生も参加しました。たくさんの農家の方と一緒に草刈りや土砂の撤去作業をします。高齢化が進み若い人の参加が少なくなってきており、学生の参加はとてもありがたいのと声をいただいています。暑い中の作業は大変ですが、休憩中のお茶の美味しさは格別です。
 
 
 

 
 
2.トラクター、田植機の点検整備
 久しぶりに2日間ほど雨の日がありました。外作業ができなかったので、トラクターや田植機の点検整備をしました。トラクターはエンジンオイルとオイルフィルターの交換。田植機はカバー類を外して必要な個所に注油やグリスアップをしました。点検・整備を自分でできれば機械も長持ちするし、コスト削減にもつながります。説明書を見ながらみんなで相談してやっています。一見難しそうですが、やってみると意外と簡単です。
 
 
3.機械の操作練習
 雨のやみ間をみて、運搬車の操作練習やトラクターで真っすぐにバックをする練習などをやっています。前には真っすぐ進めるのですが、バックで線に沿って真っすぐ下がるのが意外と難しく、1年生はなかなかできません。でも、これができないと耕耘にとても時間がかかるので早く思い通りにバックできるように練習をがんばっています。
 
 
4.白ネギの種まき
 作物コースでは、米、大豆、小豆のほかに白ネギとブロッコリーの栽培も実習に取り入れています。最近では水田作中心の農業法人でも冬場の収入源として白ネギなどを取り入れている法人が多くなっているためです。今年は260平方メートルで栽培、4月下旬に種まき、6月上旬に定植して12月から2月にかけて収穫・出荷していく予定です。
 
 
5.農業法人での水稲播種実習
 4月26日に近隣の農業法人で水稲の播種実習をさせていただきました。苗箱1,100枚、約5.5ヘクタール分の種まきです。約5kgの苗箱120枚を軽トラックにきれいに積み込み、ビニールハウスに運び、中にきれいに並べていく作業です。軽トラックに積み込む作業だけで、手に力が入らなくなったり、腰が痛くなったり、ハウス内の暑さでフラフラになったりと自分の体力の無さを痛感した学生もいました。早速、筋力トレーニングを始めるそうです。ガンバレ1年生!!
 
 
6.農業大学校で水稲播種
 4月27日には農業大学校で栽培する水稲の播種作業をしました。最初に2年生から作業手順について説明があり、みんなで播種作業です。枚数は120枚。昨日、農業法人で1,100枚の播種実習を体験しているので、みんな余裕の表情です。
 
 
7.畦草刈り
 午後からは、畦の草刈りです。1年生は先々週以来の草刈り。しかも、平坦な場所ではなく、斜面もある畦の草刈りです。若干、トラ刈りになっている個所もありますが、だいぶ上達してきました。
   

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