花きコース実習風景(花壇苗栽培研修会・花と緑のフェア)
〇平成30年度春期花壇苗栽培研修会(とっとり花回廊視察含む)
5月31日(木)に花きコースの2年生3名、1年生4名がとっとり花回廊で開催された「花壇苗栽培研修会」に参加させていただきました。
花壇苗栽培研修会では、各種苗メーカーによる花壇苗等の展示がしてあり、実際に栽培特性等の説明を担当者の方から聞くことができました。
→この品種を農大でも作ってみたいなー。
→発色が綺麗。売れるかも。
→花壇苗生産者による品種試験の紹介もしてあり、品種選定の参考にさせていただきました。勉強になります。
→種苗会社の方の説明を真剣に聞きメモを取っていました。
研修会に参加させていただき、新たに栽培してみたい品目、品種等が見つかりました。今から楽しみでワクワクいたします。
花壇苗栽培研修会の終了後に、とっとり花回廊のバックヤードの見学をさせていただきました。
とっとり花回廊では一年中開花したユリが展示されることになっており、それを支えるためにバックヤードでは、様々な生育ステージのユリがありました。50種類以上のユリが栽培されていることや、一年中ユリを開花させるための栽培管理の技術に驚きました。
視察の最後には、職員の方から、栽培管理(観察)をする際の有り難いヒントまでいただくことができました。
(1)「失敗から学ぶこと」・・・失敗した原因をとにかく突き詰めること。そのためには、普段の観察が非常に重要であること。日々の植物の変化を常に感じ取ることが重要であること。それができていないと原因までたどり着かない。
(2)「常にながら観察」・・・観察は非常に重要であるが、特別に観察の時間を設けるのではなく、水やり、温度管理、草取りなどの日々の栽培管理をしながら、常に同時に行うことが重要。観察無くして管理はない。
花回廊の職員の皆様、お忙しい中、大変ありがとうございました。いただいたヒントを胸に明日からの日々の栽培に取り組みます。
〇花と緑のフェア「箱庭チャンピオン」(6/9-10)
6月9日(土)から10日(日)にかけて東郷湖羽合臨海公園あやめ池公園で開催された花と緑のフェア「箱庭チャンピオン」に花きコースが参加させていただきました。
テーマは「私の好きなハワイ(羽合)な箱庭」であり、羽合が育む豊かな大自然と人、また農大らしさ(農業)を盛り込めるように皆で庭のアイデアを考え、製作に取り組みました。
【2年生 山本瑞稀(原案)】
→全てはここから始まりました・・・・。
海・砂浜・東郷湖これを表現したいなー。
→あと人の動き、農大らしさを出してみても良いかな・・・。
人、農大・・・、農業・・・、特産物を入れるか・・・。「梨」?
→まずは学校にて、事前の試作を行いました
特産物の梨はここに配置して、海をロベリアで表現。
なかなか配置が決まらず、悩みました。皆で試行錯誤しながらアイデアを固めていきました。
→ちょっと一息。
とっても良い笑顔です。この休憩で素晴らしいアイデアが生まれる?
→なんとなーく出来上がってきました。
梨の近くに、山も作ってしまいました。
あとは、会場にて、現場あわせの出たとこ勝負です。
【会場での製作初日(6月7日)】
→皆で協力して庭づくりに励みました。とても真剣です。
会場のロケーション等も考慮しながら、試作で行った配置等の微調整を行いました。新たな植栽等もいれてみたりして・・・。この微調整が大事です。
【会場での製作2日目(6月8日)】
→開催の前日です。本日完成させないといけません。作業も急ピッチで行いました。激しい雨にも見舞われましたが、負けません。完成を急ぎます。
→じゃーん、題名「自然と人を育む羽合」完成~。
皆でやり遂げました~。満足いくものが完成いたしました。
【開催当日】
→開催当日朝に、庭の主である'メダカ'の放流儀式を行いました。元気にお客さんを迎えてね・・・。元気に。
→お客様の反応も気になります。どうでしょうか?
→お客様が足を止めて、農業大学校の庭をご覧くださっていました。
耳を澄ますと、メダカがいるねー、梨に袋かけがしてあるねーなどの話声が聞こえてきました。気づいてくださり、ありがとうごいます。
→なんと!!人気投票の結果、見事第一位にあたる金賞をいただくことができました。代表して、2年生の山本瑞稀、池口隼矢が記念品をいただきました。
農業大学校の作品に投票してくださった皆さま、大変ありがとうございました。
大変励みになります!!
今回、箱庭チャンピオンに参加させていただき、非常に良い経験をさせていただきました。
多少困難かな(箱庭なんてどうやって作るの・・・)と考えていたことを、皆で知恵を出し合い、役割分担等をしながら、協力してやり遂げることの「楽しさ」、「達成感」を箱庭が与えてくれました。
箱庭に感謝です。またそのような機会を与えてくださった「花と緑のフェア実行委員会」の皆様に感謝いたします。大変ありがとうございました。
花きコースでは、引き続き新たなチャレンジに取り組んでいきたいと思います。