2018年06月22日
先週は時化で約1週間、沿岸ものの水揚げはわずかでしたが、今週は天候に恵まれ、沿岸ものは活気づいています。
好調なのがシマメイカ(スルメイカ)で賀露の4隻で240箱の水揚げがありました。一方、シロイカ(ケンサキイカ)は、昨年の同時期は約100箱の水揚げがありましたが、今年はまだ水揚げが少なく、10箱でした。今後の動向に注意しています。
賀露の小型底びき網漁船は9隻出漁しており、モンガレイ(ムシガレイ)主体で、ヒラメ、オキメバル(ウスメバル)、ウッカリカサゴ、オニカサゴなども水揚げされていました。 当センターでは、毎月、稚魚の発生量調査を行わせていただいており、今年は、これまでにないくらいムシガレイの稚魚が多く発生していますので、今後も期待しています。一方、県東部に関しては、依然、メイタガレイ類の状況は非常に悪く、不安材料もあります。
次に多かったのがアゴ類でカクアゴが45箱、マルアゴが100箱ありました。
イワガキも多く約50箱の水揚げがありました。そのほか、ハマチ、コチ、カマス、バイ、アワビ、サザエなどがありました。
活魚では、キジハタがまずまず獲れていました。全長29cmと35cmに成長した放流魚を2尾発見することが出来ました。 鳥取県の漁業関係者は、キジハタ資源を守るため、キジハタの稚魚を放流しております。一部の個体は、腹ビレを切除や抜去して放流しています。腹ビレの再生は個体差があり、見分けが難しいため、複数名で注意深く市場調査しています。 なお、鳥取県の漁業関係者は、キジハタの全長27cm未満魚をリリースし、小型魚の保護にも努めています。キジハタを釣られた際は、皆様のご理解とご協力をお願いします。
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