平成30年7月3日(金)、畜産コース2年生4名と職員3名は和牛繁殖経営を数年前から始められた2農場を視察見学した。
1.O農場
10年前に新規就農(親から成牛5頭引き継いだ)してパイプ牛舎建設。
最初の2年間は、後継牛確保のため子牛販売できなかったので生活が大変だった苦労話をしていただいた。
O氏から説明受ける 就農当時建設したパイプハウス牛舎
平成30年に木造牛舎を自力で建設した。飼槽を排水管活用などほかにも創意工夫してコスト削減されている。現在成牛22頭繋養している。
また、牛舎から100m離れたところに放牧地0.8haを確保しており、フェンスで周囲をかこっている。
平成30年建設牛舎 牛舎近くに放牧場(0.8ha)
2.Y農場
3年前に廃業された牛舎に新規就農。
成牛17頭に他農家からの預託を13頭枝葉管理。
出生子牛全頭人工哺育(出生直後に引き取り、その後人工哺育)している。少ない牛房で効率的に回すためには全頭完全人工哺育が理想なので。
Y氏より説明を受ける 人工哺育牛と哺育ハッチ
また、Y氏の交配方針を伺い参考になった。
※体格の良い母体には白鵬85-3を、小格母体には百合白清2を交配
Y氏繋養和牛は体格の良い牛が多く、斉一性があった