林の中で突然この鮮やかな赤い色の実に出会ったら驚きますよね?これは一体何でしょうか?
これはツチアケビ(ラン科)といいます。見た目はアケビに似ていませんが、名前の由来は土地の中から生じるアケビだそうです。落葉樹林の中、またはササの群落の中に生えます。
これがどうしてラン科なのかイメージできないと思いますので、成長の過程を見てみましょう。
花茎(かけい:葉をつけず、花だけをつける茎)が立ってきました。 つぼみがたくさんついています。
少しずつ開花してきました。どんな花が咲くのでしょうか?
黄褐色で地味ですが、ランの花に似ているように見えます。
全開すると、ランそのものの花の姿です。
花が終わって、段々果実が大きくなっていきます。
このツチアケビは、アケビ(アケビ科)ではないので食用にはなりません。果実の中には細かい種子がたくさん入っています。
日野振興センター 2018/09/03