2018年9月10日
9月1日から2018年漁期の沖合底びき網が解禁となりました。 漁期当初の最重要魚種となるハタハタに関して、水産試験場では第一鳥取丸による試験操業の結果から漁況予測を行っています。 https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1138806/2018hatahata_gyokimae.pdf 概要は次のとおりです。 ・解禁直後のハタハタは、前年、平年より少ない ・魚体サイズも1歳主体で小さい ・ただ、漁獲の中心となる2歳魚が試験操業で見られていないので、今後の来遊に期待 さて、答え合わせですが、初水揚げの9月2日のハタハタの水揚げ数は、網代で約1600箱、賀露で約2000箱→「前年並みの好漁」となりました(2年連続のハズレですが獲れて良かった)。 両市場で測定を行いましたが、試験操業では見られなかった2歳魚主体の水揚げで、試験操業から10日でガラッと様子が変わっていたようです。 一応、補足ですが、2航海目からは狙い魚を変えたこともありますが、がくっと水揚げが減少し、予測どおりの「少ない」水揚げとなっています。 前置きが長くなりましたが、各市場の水揚げの様子は以下のとおりです。 【網代】 ハタハタ主体で、アカガレイ、スルメイカ(しまめ)、ノロゲンゲ(どぎ)、エビ類、深海性バイ類が水揚げされていました。早出しの忙しいところ1名の船頭にお話を伺ったところ、青谷沖水深217-220mとやや深めでハタハタの入網が良かったとのことでした(漁場水深の予測は正解)。 ハタハタは、4番(2歳雄と1歳魚の一部)、3番規格(2歳雌主体)のハタハタが漁獲の中心でした。
Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000