防災・危機管理情報


2019年9月16日

作物コース8月までの実習風景

 作物コースでの農業機械の練習と実際の作業風景の様子です。作物コースは1年生4名、2年生4名で水稲を中心に、黒大豆、小豆、白ネギ、ブロッコリー等の転作作物、露地野菜も栽培しています。

まだ不慣れな1年生に2年生が中心となって作業を教えていきました。

 

(1)耕耘作業
 水田での作業ではトラクター、田植え機、草刈り機、動力散布機などは欠かせない機械です。4月から6月上旬にかけての農繁期に向けて、これらの機械の練習と実習を始めました。
 まずは、基本となる耕耘作業です。当然ほとんどの1年生が初めて操作します。実習では、2年生が中心となって1年生に機械の仕組みや農作業安全の注意点等を教えます。その後は実際に2年生が1年生一人一人についてマンツーマンで教えていきます。
 耕耘作業は人がやっていると簡単そうに見えますが、トラクターも真っ直ぐに走るだけでも最初はたいへんです。さらに、コース取りを覚えて車輪の後も消えるように曲がり方なども練習します。頭ではわかっていても、体で覚えるまではたいへんでしたが、最終的には水田1枚を一人で耕耘できるようになりました。
 学生には自分ですべて管理する田を一人1枚もっていますので、その後の作業、管理すべて行うこととしています。

 

トラクターの使い方 耕うん作業実際

 

(2)土壌改良材、肥料の散布
 米を栽培するために土壌改良材や肥料を散布します。散布する道具は、ブロードキャスタや動力散布機など色んなものがあります。農大では、実際の手ふり作業と背負い式の動力散布機を使っての実習を行いました。手ふり作業も肥料をどこまで振ったか、均一にまいたかなど注意しながら行いました。背負い始期動力散布機では20kgの土壌改良剤を畦を歩きながら散布します。体力がないと30kgになった散布機を背負うだけでフラフラしてしまいますが、みんなできるようになりました。

肥料散布 手散布

 

(3)代かき、田植作業
 水田では代掻きという入水して耕耘を行い水持ちをよくして土壌の均平をとる作業があります。きちっとしないと除草剤が効かなかったり水持ちが悪くなります。
 これも耕耘作業と同じように1年生には、2年生付いて、代掻き用のドライブハローに交換して自分の管理する田で代掻きを行いました。
 続いて田植えも、事前に田植え機の仕組み、注意点を勉強してから行いました。
 最初はなかなかまっすぐには植えれなかっようですが、だんだん慣れてまっすぐ植えることができるようになりました。

田植機仕組 田植

 

(4)草刈り作業
 水田作業でも畦畔の草刈りは畦畔の維持管理、虫害防除等のためかなり多くの時間を 取ります。一年生も草刈り作業は初めてのものが多く、安全作業について説明を行ってから草刈り機の刃の交換方法、実際の作業を行いました。これも初めは2年生が作業の様子をチェックしながら行いました。
 最初は刈り残しがあったりして虎刈りがみられましたが、だんだん感覚がわかってきたようです。、
  また、草刈りモアーの使用についても学んでいきました。

 

草刈機点検 草刈モア草刈作業

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