今朝、県営境港市場に上場した鳥取県漁協境港支所所属の小型底びき網(ビームトロール)漁船は6隻で、美保湾での操業が3隻、沖合域での操業が3隻でした。
美保湾での操業では、バイが主体で、マゴチ、ヒラメ等が水揚げされていました。
ヒラメは、全長25-35cmの小型魚主体の水揚げで、放流魚は126尾中9尾いました(混獲率7.1%)。2018年放流群は、例年より無眼側(白い方)の黒化が少ない、あってもごく軽度ときれいな魚でしたので、探すのが結構大変です(ちなみに左下の画像中に放流魚が2尾)。二巡して見逃しがないようにしています。
特記としては、ハモを2箱水揚げしている漁船がありました。また、うねりがあったこともあり、きれいなタイラギを漁獲している船もありました。
現状、小型底びき網の漁獲物を県営境港市場に活魚出荷する量は少なく、また出荷形態も改善の余地が見受けられます。当センターでは小型底びき網漁業者等と活魚出荷率の向上を目的とした試験を今年度から開始しています。業界の方々と一緒に、体制づくりからとなりますが、活魚出荷が着実に根付くよう努力していきます。
【おまけ1】
鳥取県漁協境港支所所属の沖合底びき網漁船2隻が水揚げしていました(漁獲物の感じから浜田以西での操業)。
近年、漁獲量が急速に減少しているマダラですが、3歳魚が結構水揚げされており、少し明るい兆しがあるかもしれません。
マダラ以外では、ヒレグロ、ソウハチ(小型)が主体で、ミズダコも結構揚がっていました。珍しいところでは、ホッケがありました。
【おまけ2】
隠岐から縦縞が鮮やかなカツオ(本がつお)が出荷されていました。秋です。