道路わきに赤い果実が鈴なりに実って、視線を釘づけにします。
これは何でしょうか?近づいてみたら、ナス科のヒヨドリジョウゴでした。
ヒヨドリジョウゴの赤い果実はルビーのように赤く輝いて、青空によく映えます。
調べてみると、「ヒヨドリが好んで食べるから」というのが和名の由来と書いてあるものが多いです。実際にはヒヨドリが好んで食べているというわけでもないみたいです。誰も食べないのでしょうか?いつまでも赤い果実が残っています。
8~9月に白い花を咲かせます。花冠(かかん:がく(萼)より内側の花葉)は白色で、開くと後に背面に反り返ります。
果実は段々と赤く熟していき、みずみずしくて美味しそうに見えますが、有毒なので食べることはお勧めできません。
すぐ近くに、ヒヨドリジョウゴによく似たマルバノホロシがあったので、写真を載せました。葉が残っていれば双方の違いが分かりやすいです。
漢方では「白英」と呼ばれ、解毒剤やマラリア、リュウマチなどに効果があるようです。
色々な草木が落葉している中で、まだ赤や青の果実が残っています。色鮮やかな木の実を探してみませんか?
何が見つかるのか楽しみです。
日野振興センター 2019/12/06