サンインシロカネソウ(鳥取県:準絶滅危惧)は山地渓谷の湿潤な林床、水分の多い崖地、急傾斜地に自生する多年生草本(たねんせいそうほん:植物の個体として複数年にわたって生存する草のこと)です。
花期は4~5月ですが、暖冬の影響が出て、咲き始めた個体があるかもしれません。期待を込めて探しに行ってみました。まだ節分過ぎなのに、日当たりのいい場所に自生しているサンインシロカネソウが数株だけ咲いていました。
まだこれから開花しそうな個体がいくつかあります。もっと暖かくなればさらに開花個体数が増えるかもしれませんね。
5枚の花弁(かべん:花びら)のように見える淡黄色の萼片(がくへん)は、内側の基部に赤褐色の斑があります。花弁は黄色で棒状のものです。
自生地を4か所回ってみたら、2か所で開花していました。他の自生地でも開花しているかもしれませんね。春を探しに出かけてみませんか?
日野振興センター 2020/02/07