隠岐の島の東方海域で沖底によるトロール調査を実施しました。
今回の調査は春漁にとって重要なハタハタの分布状況の把握をメインに調査します。
2月は特に海が荒れる日が多いのですが、この日の日本海はビックリするほど凪でした。
船の揺れにあまり強くない私にとっては、これだけで1日のテンションが高まります。
令和2年に入り、この日は初のトロール調査でしたので、お神酒で網を清めてから操業を開始しました。
30分間の曳網後、漁獲物は乗組員と研究員総出で魚種ごとに選別します。
こちらが今回の主役ハタハタです。
なんと鳥取県はハタハタの水揚げ量が全国でもトップクラスなんです!
しかも鳥取産のハタハタは脂がのっているのが特徴なんです!
個人的にいち押しの魚で、ジューシーでとろける旨さがたまりません。
ハタハタ以外の魚種も50~100尾ランダムに抽出し、体長をパンチングという方法で測定していきます。
(おまけ)
カモメが日本海の幸を求めて、船に群がってきました。
本船では糞を落とされる被害が多数報告されていますので、操業中は上空にも注意が必要です (笑)