農大の2年生はプロジェクト学習として、テーマを持って栽培管理の課題解決を行っています。今回は作物コースの学生の取り組みを紹介します。
〇人にも土にも優しい星空舞の栽培
鳥取県の新品種の「星空舞」について、レンゲを緑肥として用い、田打ち車で除草する方法で有機栽培の検討をします。
調査はレンゲの生育量と水稲の生育、収量の関係を調査していきます。
また、このほ場は、前年多年生雑草のオモダカが大発生しましたが、田打ち車で除草がどこまで可能かも見ていきます。
○おいしい米作り
「星空舞」を用いて、有機質肥料を用いたおいしい米づくりに挑戦しています。元肥には鶏糞を散布しました。穂肥も有機質肥料を使用し量を変えて食味との関係を調べていくこととしています。
○水稲の乾田直まき栽培実証
農大がある地区は黒ぼく地帯で排水が良いため乾田直まきは普及していませんが、省力化を目的として直播栽培の可能性について検証します。除草回数も減少できるか実証していきます。
また、入水後はスマホで水位が確認できる水位センサーも設置し、実用性についても検討していきます。
○明渠を利用した水田転換ほ場の白ネギの排水改善対策
水稲あとの水田で栽培する白ネギの排水改善対策として明渠を設置し、その効果を行い検討していきます。今回、明渠は学生が手掘りで設置しました。