みなさんこんにちは! 木造建築科の訓練では毎年なんと家一軒をまるごと実習棟内に建築します。そして本年度も10月23日に無事建前を終えることができました。「建前」は家屋の骨組みで最も高い場所に位置する「棟木(むなぎ)」を取り付けるため「棟上げ」とも呼ばれ、竣工後家屋の無事を祈るセレモニーです。では、本年度前半の訓練の様子から建前までをまとめてレポートします。
日々の訓練では、木材を取り扱う為の知識や技法から道具の手入れ
に至るまで、細かく指導を受けながら建前に向けて木材の加工がおこなわれます。
木材加工機取り扱いについての説明 刃物を研いでいる様子
手道具による木材加工(1) 手道具による木材加工(2)
加工を終えた木材を仮組して確かめます。 写真は小屋組(屋根)の部分。
そして建前当日。 まずは何より安全第一、フルハーネスの装着から。
この日は土木システム科の生徒も応援に来てくれました。
作業(組み上げ)前に本日の安全を祈願。(もちろんお神酒は飲みませんよ~)
末永く建立するよう、お清めを行います。
実際の建前同様クレーンで木材を吊り、組み上げます。
位置を確認しながら慎重に作業は進みます。
そしていよいよクライマックス「棟木(むなぎ)」の組付けです。
おおよそ3時間で無事作業を終えました。
建前を終えた後は屋根や外装、内装へと施工が進んでいきますが、その様子はまた次回レポートする予定ですので楽しみにしてください。