日野郡にある日野高校では、週1回「総合的な探求の時間」を設け、地域で活躍する様々な分野の方を生徒が訪問し、インタビューをしたり仕事を見学することにより、地域に対する深い理解を得ることができる「日野郡を元気にする調査活動」というユニークな授業に取り組んでいます。
日野高校2年生の坪倉愛海(つぼくらなるみ)さんは、狩猟免許を持つお父様の影響で、小さいころからジビエに親しんできたそうです。
改めてジビエを勉強しようと、その「日野郡を元気にする調査活動」の一環として「奥大山地美恵」を訪れました。
熱心に宇田川副会長に質問する坪倉さん。
「ジビエの魅力は何でしょうか。また、”質のよいジビエ”とは、どのようなものでしょうか。」
「ジビエをどのように流通させていますか。」
「奥大山地美恵」の宇田川副会長(左から2番目)。
「ジビエの魅力は、やはり自然の動物を有害鳥獣として無駄に捨てるのではなく、きちんと美味しくいただくことです。」
「止め刺しの方法や、捌き方でジビエの質が変わります。今日はよいジビエを生み出す捌き方をお見せします。」
「ここで捌いたジビエは、飲食店や道の駅に販売するほか、小中学校の給食でも出しています。
子どもたちは美味しいジビエに慣れ親しんで、大人になってもジビエを食べてくれるはずです。」
明治学院大の神門教授(左端)も一緒に取材です。
「地域の”名人”について執筆する予定で、宇田川さんの技を視察に来ました。」
「日本人の好むカッティングができる人は、世界で宇田川さんただ一人です。」
宇田川副会長「ここで止め刺し、放血、皮剥、内臓摘出をします。」
宇田川副会長「今日は、町内で罠にかかった2歳のイノシシを1本のナイフで解体します。
手早く行うのが、ジビエを美味しくする秘訣です。」
坪倉さん「技術が高くてびっくり!」
※手前はアナグマ。
坪倉さん「日野郡で捕れた動物が、美味しいジビエになっていくプロセスを勉強することができて、とても嬉しく思います。」
宇田川副会長「若い人がどんどん後を継いでくれればよいと願っています。」
鳥取県立日野高等学校のHPはこちらです。
https://cmsweb2.torikyo.ed.jp/hino-h/index.php?page_id=0
「奥大山地美恵」の宇田川副会長の記事はこちらをご覧ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1219374.htm#moduleid302220
日野振興局 2020/12/15