当校では現在、令和3年度入校希望者を募集しています。そこで今回はものづくり情報技術科の実習の内容とその様子を紹介しま~す。
まず、大きな特徴として一般教科の授業がありませんので、ほぼすべての授業時間が専門分野の授業に充てられます。ものづくり情報技術科では機械系、電子系、ソフト系を軸に2年間訓練が実施されますが、1年生の訓練では基礎的な学習が中心となり、2年生では就職を見据えた実践的な実習を中心に授業が行われます。今回は、2年生の実習内容の一部をお伝えします。
機械系の実習では自動機開発を念頭に置いたシステム設計、部品設計、部品加工、組み立て、制御回路設計、ラダーシーケンスプログラムまでを一貫して製作しながら学習し、また3次元CAD(SOLID WORKS)の操作実習や半自動アーク溶接実習も実施します。
年明けから修了までのこの時期、2年生は2年間の総仕上げとも言うべき自動組み立て機の開発製作に取り組んでいます。
AutoCADを使用した機構設計の様子 フライス盤を使った部品加工
これまでに実習で製作した自動組み立て機
3次元CAD(SOLID WORKS)の授業風景
アーク溶接実習の様子
電子系ソフト系の実習ではH8マイコンやアルデュイーノマイコン実習教材を用いて、身につけるC言語プログラミング学習に取り組む一方、VisualBasicによる制御プログラミング実習や、近年ではボードコンピュータRaspberryPi(ラズベリーパイ)を使って、ネットワークでモノを繋ぐIoT実習などにも積極的に取り組んでいます。
H8マイコン実習の様子 製作したアルデュイーノマイコンロボ
H8マイコン教材を使って製作したゲーム機 RaspberryPi(ラズベリーパイ)を使用したIoT教材
このように、ものづくり情報技術科では3次元CADやIoTなど実践的な訓練も積極的に取り入れ、「身につける」、「できるようになる」訓練を念頭に日々取り組んでいます。
新卒の方はもちろん、現場経験者のスキルアップなどにも適した訓練内容ですので、この機会にぜひご検討ください。おまちしてま~す。
尚、募集期間は令和3年1月29日(金)までです。詳しくはホームページ内募集情報「令和3年度産業人材育成センター入校生募集のお知らせ(普通課程:2次募集)」をご確認ください。