12月18日(金)造園管理科は訓練の一環として、産業人材育成センター倉吉校の玄関前とJR倉吉駅で門松制作を行いました。
12月25日(金)に訓練を修了した訓練生、3人の訓練最後の作品になります。
今回は、その制作の様子をご紹介します。
門松で使用する竹は、訓練生自ら伐採し加工しました。制作前日に、使用する竹の加工や植物の準備をしました。
材料に限りがあるため、加工は慎重に行います。
そして制作当日、午前中に倉吉校の玄関前、午後からはJR倉吉駅南口で門松を制作しました。
◆倉吉校玄関前
まず、門松を作る前に最初に行ったのが雪かきです!
前日まで大雪だったため、作業に影響するのでは…と心配をしていましたが、この日は晴れ。
雪が残り寒さはありましたが、久々にお日様の下で作業を行うことができました!
そして、制作。
講師の指導の元、竹や松のバランスを見ながら門松を組み立てていきます。
今回制作した門松は、関西風の門松です。
関東風の門松は竹と松だけのシンプルなものですが、関西風の門松は竹や松、梅や南天、葉牡丹などの装飾をした華やかな門松です。
門松の竹の切り口もまっすぐ平らに切るものと、そぎ切りするものと2種類ありますが、関西風の門松の竹はそぎ切りされた切り口です。
切り口を節に合わせてそぎ切りすることで、竹が笑ったように見えます。
ここから「笑う門には福が来る」と言われています。
初めて作る門松に四苦八苦しましたが、立派な門松に仕上がりました!
【産業人材育成センター倉吉校 正面玄関前】
◆JR倉吉駅南口
そして同じ日の午後、JR倉吉駅の南口エスカレーター前にも門松を制作しました。
倉吉校での作業と違い、駅を利用される方の通行を邪魔しないよう安全に気を配りながら行いました。
倉吉駅で制作した門松には、疫病の流行を防ぐと言われている「アマビエ」のイラストを使用しています。
この可愛らしいアマビエには、病の無い健やかな1年になるようにと願いを込めています。
倉吉校の門松より竹の本数を多くし、大きく豪華な門松に仕上がりました!
【JR倉吉駅南口エスカレーター前】
昨年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、日常生活が大きく変わった一年でした。
この門松は、JR倉吉駅を訪れた皆さまにとって良い年が迎えられるよう訓練生3名が心を込めて制作しました。
少しでもお正月の風情を感じていただけると幸いです。
門松は令和3年1月14日(木)に撤去する予定です。
造園管理科の訓練紹介のポスターも展示していますので、ぜひご覧ください。