農業大学校果樹コースでは、ピオーネ、藤稔といった黒系ブドウや安芸クイーン、クイーンニーナといった赤系ブドウを栽培しています。これらの品種は、着色が品質の良し悪しに大きく影響します。ところが、農業大学校のような黒ボクの土では樹の生育が旺盛になりすぎて、きれいに着色しない場合があります。そこで、着色向上を目的に、毎年6月下旬に環状剥皮(かんじょうはくひ)という処理を行っています。今年の実施状況を紹介します。
まずは、いつものように室内で作業目的や手順を説明。その後、現場で見本を示します。みんなが食い入るように見つめる中、作業を進めます。
ガイドのテープに沿ってナイフを樹皮に食い込ませ・・・。主幹の周りの皮をぐるりと剥ぎ取ります。
いつもは冗談でみんなを笑わせるI君ですが今日は真剣です。
いよいよ本番!1人が1樹ずつに向き合います。うまくできたかな?
今はまだ緑一色ですが、8月には美しく色づいた姿になるはずです!お楽しみに
(右の写真は去年の8月の状況です)