沖底は、漁場が西・北と遠方のため、一航海が約1週間と長くなっています。網代では、1隻の入港があり、ホッコクアカエビ(甘エビ)を主体とした水揚げでした。市場の中には、1,000箱以上ありました。冷凍ものが多く、きちんとアルミ保冷バッグで保管されていました。そのほか、ハタハタ、タナカゲンゲ、ノロゲンゲなどが獲れていました。
北の海でも大型クラゲが大量入網し、大変苦労されているとのこと。クラゲ抜き網を使っている船は、大型クラゲの入網が格段に少なくなるそうです。
賀露では4隻全船の入港があり、活気にわいていました。お祭りのようなにぎやかさです。主に、ソウハチ主体の漁獲物ですが、それ以外にも秋は多種多様なものが獲れています。例えば、ヒレグロ、マダラ、スルメイカなどが多かったですが、なかには、キダイ、マトウダイ、アカムツ、キアンコウなどがありました。
賀露でも大型クラゲの大量入網に頭を悩ませておられました。1網で1tも入るそうで、魚の選別作業に大変苦労しておられるそうです。そして、例年に比べて今年は不思議なほど魚がいないとのこと。もしかしたら、大型クラゲや水温等の影響が出ているのかもしれません。一日も早く、終息してくれることを願っています。