ズワイガニ漁が11月6日に解禁し、本日(11/7)が初水揚げです。網代では3隻、賀露では4隻の入港がありました。網代では前年に比べて入港隻数が少なく、漁模様が厳しく、なかなか帰って来ることが出来ないのだろう、と推察されます。
夜中の2~3時には入港が始まるので、日付が変わったころには自宅を出発しました。道中、複雑な心境でした。網代に着くと入港はまだでしたが、漁協職員の直前の聞き取りでは厳しいとのこと。そのうちに、一隻目の入港が始まりました。全体的に少なく、漁場でも偏りがあるとのこと。
聞き取り後、直ぐに賀露に向かいました。賀露でも続々と入港が始まりました。ある船長は「獲れんかった」と悔しさと疲労こんぱいの表情。こんな表情はこれまで見たことがなく、何と言葉をかけたら良いか分からなかったです。ある船長からは「一緒に頑張ろう」といった励ましの声をいただき、私は漁師の役に立てるような研究成果を出したいと思いました。
その後、五輝星が出ているか確認するため、再び網代に向かいました。網代では、予定の船はみな入港し、既に出港していました。漁協販売職員により、五輝星の選別が行われ、かろうじて1枚出ました。実は最初2枚ありましたが、複数名の職員の協議のもと、最終的に1枚は外されたようです。五輝星ブランドを損なわないよう、厳しい目利きが行われています。
再び賀露に戻りました。賀露では初セリ式が行われました。今年もマスク着用で新型コロナウイルス感染拡大防止の措置を図りながら、盛大に行われました。本当にありがたいことです。
賀露では、9枚の五輝星が水揚げされました。賀露の漁師の粘り勝ちです。初セリ式の中、漁師は休む間もなく出漁しました。海況に恵まれ、一日でも多く、安全に出漁できるように祈っています。