農大の桜もだいぶ散り、新緑の葉が目立つようになってきました。4月上旬には、果樹コースの圃場で、モモの花が見頃を迎えておりましたが、こちらもだいぶ花が散り、葉が目立つようになりました。
(↑4月9日撮影のモモの花)
モモや桜の花が見頃を終えると、「そろそろナシの人工受粉だ!」という気持ちになります。農大では、4月10日、11日にナシの主要品種(二十世紀、新甘泉など)の人工受粉を行いました。作業を行うメンバーは、2年生6名と、入学したばかりの1年生5名・・・実は、昨年はナシの開花が非常に早く、当時の1年生入学前に作業が終了してしまったため、このメンバーのほとんどが人生初の(ナシの)人工受粉となりました。最初のうちはなかなかペースも上がりませんでしたが、徐々に慣れていき、ペースアップしていきました。
途中で人工受粉に必要な花粉が足りなくなるなど、厳しい場面もありましたが、ぽかぽか陽気の晴天に恵まれ、人工受粉の気象条件としてはバッチリでした☆今年の実止まりはきっと良いはず。花粉もどうにか行き渡り、無事終了しました。採葯では「来年こそは、売るほど(花粉を)とるぞ!」と意気込む声も聞こえます。
多くの学生がナシの人工受粉をしている傍ら、2年生のY君はプロジェクト活動に取り組みました。様々な方法でナシに受粉を行ったのですが、処理の適期が限られるため段取りが大変そうでした。でも、最後まで頑張り、何とか処理を終えることができましたよ。
ナシの人工受粉が終わると、次はオウトウ、リンゴの人工受粉が待っています。これらの樹種も既に開花が始まっています。以上、花盛りの果樹コースでした♪