4月20、21、22日と連続で市場調査を行ったので、その様子をお伝えします。
それぞれの水揚げ状況は、20日は全9ヶ統で757トン、21日は全10ヶ統で897トン、22日は全10ヶ統で1,120トンとなっています。
22日はマサバを中心に今年13回目の大漁旗(水揚げが1日1,000トン以上)となりました。
4月中旬ごろまで順調に水揚げされていたマイワシですが、ここ最近はかなり水揚げが減少していて、20日249トン、21日97トン、そして22日には0トンになりました。体長組成は17~19cm前後が主体で、サイズのばらつきが小さい印象です。
減少したマイワシに代わって、マアジ・マサバの水揚げが増加しています。
境港におけるマアジの盛漁期は4~6月頃になることが多いのですが、ここ近年は盛漁期にも水揚げが振るわないことがありました。
今年も4月に入ったころまであまりマアジの姿が見えなかったのですが、4月半ばからは徐々に水揚げされはじめ、今では1日に数百トン、また多くの網で混獲されている様子が確認できました。体長は13~15cm程度の1歳魚が主体です。
マサバについては春以降、体長20cm程度の極小サバが細々と水揚げされていましたが、今週に入ってから当該サイズと体長30cm以上の大型サバを中心に急激に増加し、本日22日に971トンとマサバのみで大漁旗に到達する勢いです。
ここ数年はマサバ・マアジともに水揚げが振るわない年が多かったので、これからもこうして港に活気をもたらしてくれることを期待しています。