ハタハタの測定のため、鳥取県営境港水産物地方卸売市場と賀露地方卸売市場で市場調査を行いました。
境港にはこの日、田後漁協所属の沖合底びき網漁船4隻が水揚げしていました。ハタハタは約2000箱で、2歳魚の体長14,15cmが主体の水揚げでした。そのほか、ソウハチ、アカムツ、スルメイカ等、魚種がかなりバラエティーにとんでいました。
【おまけ1】
初めて見た地方名です。ヨロイイタチウオを「めんたい」と山口県の一部では呼ぶようですが、「めんたい」=スケトウダラの認識だったので、箱の中身を見たときは頭の中で?が飛び交いました。
こちらは、境港ではお馴染みの面白い地方名です。
ババガレイのことを県内では通常「あぶらがれい」と呼びますが、境港では「いんどがれい」とも呼ばれます。
【おまけ2】
小型のアカアマダイが入網していました。写真より小さいサイズがメインで、あまりこのサイズの魚が沖底に入網しないので、もしかしたら1歳魚は卓越年級群かもっと思っています。ちょっと注意して見ていこうと思っています。
【おまけ3】
ベニズワイガニの市場調査で、面白い体色の個体がいましたので、記録として撮っておきました。
紅白のダルメシアンのような配色でした。
続いて、賀露ですが、こちらも4隻の沖底船が、ハタハタ中心に水揚げをしていました。ちなみに、ハタハタは発泡箱で約2500箱プラス大箱で約1000箱も揚がっていました。
水揚げ物の中で目を引いたのはマサバ。1隻だけでしたが、70箱程度水揚げしていました。
そのほか、アカガレイやクロザコエビ(もさえび)、深海性バイ類(白バイ、赤バイ)等が揚がっていました。
可愛かったので、ケガニ(さるがに)を撮りました。
沿岸漁業では、ケンサキイカ(白いか)やツクシトビウオ(角あご)の水揚げが見られました。
あと、泊地区の小型定置網で30kgのクロマグロが入網していました。