本日、境港市場には沖底船3隻の水揚げがあり、松葉がに800枚、親ガニ360箱、マダラ160箱、アカガレイ50箱、ベラ40箱の水揚げがありました。
今朝は1隻が荷揚の最中だったため、船頭さんからお話を伺うことができました。
現在のカニの漁場は雄の松葉がには隠岐島西側の深場漁場(水深500m以深)、メスの親がには浜田沖の水深200m程度で漁獲しているとのこと。やはり獲れる量は次第にペースダウンしてきているようです。深場で漁獲されるカニは大型サイズが主体となっていました。
メスの親がにの1番(甲幅9cm台、最大は9.6cm)、2番(8.5~9cm)の大型の銘柄には船オリジナルのタグが付けられていました。
継続した取り組みになってきているようでタグ付きの親がには評価も高く、徐々に値段にも反映されるようになってきているとのことです。
その他の沖底ものはマダラやソウハチ、アカガレイ、オニエビなどが水揚げされていました。
沿岸ものは島根半島(七類、片江)の定置網の魚が中心で、ハマチやアジ、スズキ、ヒラスズキ、クロヤ(メジナ、クロメジナ)等が水揚げされていました。
また、お正月の商材として重宝される赤貝(中海の養殖もの)やアカナマコも多く水揚げされていました。
まき網も荷揚げの最中でブリの選別作業を行っていました。
本日、話を伺った沖底船は今日までで年内の操業は終わるとのこと。県内の市場の水揚げは明日(29日)、明後日(30日)と続くようですので、また、明日は賀露、網代の市場の調査に向かう予定です。