令和4年4月に入校した訓練生も訓練終了の3月を迎えることになりました。
鳥取県立産業人材育成センターでの訓練がそれぞれの就職先で活かされます!
今回は令和4年11月以降の訓練状況を紹介します。
***11月
土木システム科の訓練の特色として、工事を行う受注者様のご協力をいただき、毎年建設工事現場での実習を行っています。本年度は、北栄町の北条川放水路の工事現場で、丁張作業を行いました。
丁張とは、建造物をつくる際に基礎の高さの目印として使うもので、木杭を打ち水平の板を取り付けて設置します。
また、鳥取県下一の高さを誇る殿ダムや、令和5年3月に供用される国道178号「岩美道路」の工事現場の見学をさせていただきました。
川の対岸にある測量の基準点を確認し、丁張設置作業を進めます。
丁張設置にあたって、図面と計算書を確認しています。
丁張設置の状況です。
丁張設置の状況です。
設置完了した丁張です。
殿ダムでは、施設見学やダムの効果について学びました。
施設の大きさに驚きです。
岩美道路工事現場にて鳥取県土整備事務所の方より説明を受けています。
岩美道路が供用されることで、利便性の向上や、救急医療機関へ搬送時間が短くなる等
いのちを守ることにも繋がることを学びました。
最後は工事現場内で集合写真を撮りました。
早く供用されて走ってみたいですね。
***12月
現在公共工事の管理では、情報を電子化して管理することが主流となっています。そのため土木システム科では、実際に建設会社で利用されている施工管理のソフトを利用して、測量計算、出来形管理、施工計画の作成等の訓練を行っています。
また、環境学習として、県内の建設発生土処分場等の施設見学を行いました。
引き続き、測量技術や土木関係の知識を深めるため、測量訓練や土木関係の講義を進めています。
専門の先生を招いて施工管理のソフトの訓練を行っています。
ソフトは実際の建設会社で多く利用されています。
鳥取県建設技術センター様より施設見学をさせていただき、
公共工事で発生した建設発生土がどのように処理されているのかを学びました。
***1月~2月
新しい年となり、訓練も残りわずかとなります。2月にある修了試験(技能照査)に向けて、引き続きの測量訓練や土木関係の知識を深めていきます。
また、令和4年度最後の現場見学(国道181号(江府道路)トンネル工事(久連トンネル))を行いました。トンネル掘削の現場を見学するという大変貴重な体験ができました。
測量訓練の状況です。測量の精度の他に、時間や機器の扱いも重要です。
授業風景の一コマ。問題を解いて説明しています。
トンネル坑口で集合写真を撮影させてもらいました。
***3月
修了試験を無事に終えたのちも、訓練は終了日まで引き続き実施します。
測量の訓練を引き続き行いながら、盛土工事等で利用される土の現場密度試験の訓練を行いました。
また、5月~6月にある測量士補、2級土木施工管理技術検定(一次)の資格試験対策を進めます。
グラウンドにて測量の訓練を行っています。
3月になり、温かくなってきました。
現場密度試験(砂置換法)の訓練状況です。
現場での土の締まり具合の程度が解ります。
測量士補の試験問題対策状況。
訓練終了後に合格できるよう資格試験対策も行っています。