すっかり春らしくなりました。校内の桜も見頃を迎えております。
果樹コースの圃場では、モモが品種によっては満開に近い状態となっており、ナシの花も徐々に咲き進んできています。
(↓3月28日撮影のモモ「まどか」の花の写真)
今週は、人工受粉に使用する花粉の確保、受粉前の農薬散布、子花とり(※不要な花の除去)、さらには、開花の早い品種の受粉と大忙しの1週間となりそうです。
3月27日には、受粉樹の切込みを行いました。(電動バサミが大活躍中です!)これを開葯ハウスの中に入れ、開花を進め、花粉が採取できる状態にしていきます。
子花とり、農薬散布を行う様子はこちら↓
本日3月28日には、「採葯」と呼ばれる花粉を採取する作業や、ナシ「愛宕(あたご)」・「新高」・「豊華(ゆたか)」の人工受粉を行いました。
面積的に大きな割合を占める「二十世紀」・「新甘泉」の人工受粉も間もなくと見ています。
(↓本日3月28日の「二十世紀」の花の写真)
4月6日が本校の入学式ではありますが、これを待たずに満開となる可能性が高く、1年生不在の中、人工受粉を行うことになりそうです。(令和3年が過去最速と思われる4月2日に「二十世紀」の人工受粉を行っていますが、これに匹敵するくらい開花が早そうだという印象です。)人数も少なく、ちょっと心細いですが、良い人工受粉ができるよう、花粉の確保など、できる限り万全の態勢を整えていきたいと思います。