ある日、記者はかなり気になる話を耳にしました。
日野郡に「星形田んぼ」ができるというのです。ぜひ取材に行かねば!!
5月11日の朝、日野町黒坂にある日野高校の小学校交流田んぼに「それ」を発見しました。
まだ何も植えられておらず、カエルが泳いでいる水田に張られたピンクのテープ。
星形になっています。おぉ~、これが星形田んぼの下準備か(^^♪
朝10時、すでにたくさんの取材記者やカメラが集まっていて賑やかなところへ、かわいい声が聞えてきました。
やってきたのは今日、田植えをする日野町の小中一貫校、日野学園の5年生の児童9名とそれをサポートする日野高校の生徒12名です。もう裸足になっていて、水田に入る準備は万端!
この田んぼに植えられる「星空舞(ほしぞらまい)」とは、鳥取県が開発したネーミングセンス抜群のブランド米。2022年産米の食味ランキングで最高ランクの「特A」を取得しました。背が低いので風で倒れにくく育てやすいという強みに加え、冷えてもおいしいから弁当にもピッタリ、とされています。もちろん、炊き立ても、先日東京都で行われた「肉フェス」で提供されたとき、「(肉に合わせる)ご飯がおいしいよね!」と話題になりました。
この「星空舞」は、今年で販売開始5周年。それを記念して、県内5か所に星形田んぼをつくり、さらなるPRに努めようというのがこの取組です。しかも、その5か所を結ぶと、新米の時期である秋に最も美しく輝くカシオペア座の形になるという心にくさ。
この日野町黒坂での田植えは、その5か所のトップバッターです。
田植え方法の説明を受けた児童たちがまず水田に入り、続いて児童たちのサポートをする高校生も水田へ入り、田植えスタート!
先生や県職員の指導に沿って、自分が踏んでできた穴を下がるときに足で直しながら、星形テープ内に苗を丁寧に植えていきます。
実は、児童たちの半分はこれまでにも田植えの経験アリ。それにもう5年生です。大人から見たらかわいいけれど、おぼつかないというほどでもありません。なかなかお上手でした♪
こうしてできた星形田んぼに「ビリケン」さんが浮かべられました(左の写真の手前)。ビリケンさんは関西とっとりPRサポーターであり、通天閣とのコラボ企画として、3月22日、大阪の通天閣で豊作祈願をしているのです。
田んぼはこの先1か月ほどで、一つの苗に6株ほどある稲が30株に増え、われわれが想像するような青田になります。このころが水田に緑色の星が出現するという、もっとも「映える」時期となるかもしれません。
収穫まで違った顔が見られるとのことで、星がどんなふうに「育っていく」のか「日野ごよみ」でも紹介していく予定です。
「われに五月を」と思わず望む最も美しい季節。
星形田んぼへは、JR黒坂駅から歩いて行けますので、近くにお越しの際は寄ってみてください。
日野高校黒坂校舎の近くに行けば、案内板が立っています。
(駐車は日野高校の駐車場にお願いします)
また、スマートフォンを持って県内5か所の星形田んぼを巡るとプレゼントが当たる「星形田んぼめぐりキャンペーン」が開催中ですので、ぜひ挑戦してみてください。
【ホームページ・問い合わせ先】
「星空舞5周年記念星形田んぼ企画」ホームページ
平日 8時30分~17時15分 鳥取県食のみやこ推進課 電話 0857-26-7835
【おまけ】あんよがチョコレートまみれ♪
日野振興局 2023/05/25