本校では、2年生になるとプロジェクト学習(卒業論文)に全員が取組みます。
その前段階として、果樹コースでは1年生がチャレンジプロジェクトに取り組んでいます。
チャレンジプロジェクトの目的としては、2年時に行うプロジェクト学習のイメージをつかめるように、課題設定の仕方や調査方法などを勉強することです。今年度の取組みの一部を紹介します。
こちらは、ナシの圃場における天敵を利用した防除技術について学習する様子です。ナシの害虫ハダニを捕食する天敵「カブリダニ」が圃場にいないか、専用の装置を使って確認しています。
ナシ圃場で採取した草を専用の装置の中に入れ…
数日後、草から分離された虫(カブリダニやハダニなど)を顕微鏡で確認します。
本校では、このカブリダニの調査に取り組んで3年目となります。今のところ、(まだ少ないですが)これまでよりは多くのカブリダニを確認できている印象です。これからも楽しみです♪
こちらは、アシストスーツを着て、摘果を行う様子です。今年は、ナシの様々な作業(人工受粉、大袋かけ、収穫など)において、軽労化につながる方法を模索していきます。アシストスーツのサイズ調整の仕方や、調査方法について、軽労化の分野に詳しい方々にご助言をいただきながら、勉強しています。
まだ「これだ!」というものにはたどり着けていませんが、今年の調査を通して、何か1つでも、作業が楽になる方法が見つかればと思います。