「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったもので、あっという間に1、2月が終わり、3月となりました。2月の果樹コースの様子をお届けします。
○ブドウの萌芽促進対策(2月9日)
萌芽の促進・芽揃いを良くするために、萌芽させたい芽に対して「メリット®青」(2倍液)という植物成長調整剤を塗布しました。
1年生の担当者が処理の目的、方法、希釈倍率、注意すること等を説明し、作業に向かいました。写真は、薬剤を調整している様子と、実際に刷毛で薬剤塗布している様子です。
○ナシ以外の樹種の剪定
果樹ほ場には、ナシをはじめ、県内で栽培の多いブドウ、カキ、それからウメ、モモ、ブルーベリー、オウトウ、リンゴの樹も植栽しています。ナシの剪定はまだ少し残っていますが、これらの樹種も急いで剪定中です。
写真は、オウトウを剪定している学生の様子です。樹種によって花芽の付き方、樹の特徴が異なりますので、それぞれにあった剪定をする必要があります。「どの枝をどのように落とすのか」悩みながらも自分なりに考えたり、教員に聞いたりしながら進めていました。また、2年生が1年生の時の剪定を思い出しながらアドバイスしてくれました。頼もしいですね!
こんなに色々な樹種が植わっている果樹ほ場は、県内にそう多くありません。今のうちに様々な樹種に触れ、たくさん勉強して欲しいと思います。
○ウメの防除(2月28日)
開花一番乗りのウメが先週頃から満開を迎え、今年に入ってから2回目の防除を行いました。3月からは、他の樹種でも本格的に防除が始まります。防除のタイミングは天候や他の作業との兼ね合いもあり難しいですが、見た目が良く美味しい果実を収穫するためには必須です。学生同士で協力しながら、引き続き頑張って欲しいです。
○おまけ
2月6日。ナシの剪定をしていると、ほ場にイノシシ(体長60~70cmくらい?)が出現!この日は向かってくることなくスタスタと逃げていきました。今後、ほ場に被害が出ないか心配です・・・。