5月の連休明けから、青ナシの摘果と小袋かけを開始しています。今回はその様子をお届けします。
○摘果
ハサミを使って、ならせない果実を落としていく作業です。
ナシは、写真(下)のように1か所に複数の果実がなるため、この中から見た目が良く大きな果実を1果残し、その他は摘果します(粗摘果)。その後、枝1m当たり8果(二十世紀の場合)となるよう摘果します(仕上げ摘果)。
「サラカムリ果は残す」「有てい果は落とす」
経験者なら誰しも聞いたことのある用語ですが、摘果が初めての1年生はもちろん分かりません。ほ場に出て「こういう果実は落とす」と2年生が1年生に現物を見せながら説明しました。「あ~そういうのか!」1年生は実際に現物を見ることで、理解が深まったようです。
○小袋かけ
二十世紀のような青ナシは、果面がつるっとしたきれいなナシにするため、満開後30日を目途に小袋をかけます。「こんなに手間をかけて作っているとは思わなかった」「つけるのが難しい」など、色々な声が聞こえてきました。
次は、大袋かけが待っています。スピードも意識しながら頑張っていきましょう!