暖かい陽気もつかの間、今日からまた小雪がチラチラ舞っている日野郡です。そうは言っても確実に春の足音が聞こえはじめています。
先日、冬鳥であるコハクチョウがシベリアへ渡りはじめたとの情報がありました。日野郡の冬鳥たちもそろそろ大陸に渡ろうかな?なんて準備をはじめているのでしょうか。
今回紹介するのは、カワアイサです。
カワアイサはカモ目カモ科。日野川や鵜の池でよく見かけます。魚を食べるので捕まえやすいようにくちばしが細めで長くとがっているのが特徴です。近くでみると頭がボサボサしていて、髪をとかしていない人のようでユーモラスです。
オスは頭は緑黒色で、くちばしは濃い赤。背中は黒く、胸から腹、羽にかけて白っぽい色をしています。カワアイサもカモの仲間なので繁殖期の今はメスとオスとはっきりした違いがありますが、時期をすぎるとメスとオスの見分けが難しくなります。(エクリプス)
メスは頭は茶色で、喉は白色。それから下は灰色っぽい色をしています。
天気のよい日にはのんびりと岩の上で日向ぼっこしている冬鳥達をみかけると、「天候が悪い日が多くて辛かっただろう。今年は人も鳥も大変だったね。」と思ったり…。観察は冬鳥達が大陸に渡っていくまで続ける予定です。
こっちがメス こっちがオス
日野振興センター 2011/02/10